本日の読書感想文


ゆりの木荘の子どもたち


富安陽子/作
佐竹美保/絵




あらすじ 


ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。いまは有料老人ホームになり、サクラさんやモリノさんたち、6人の老人が住んでいます。春風が吹くある日、サクラさんはだれかが歌う手まり歌──時々聞こえる歌──を耳にします。モリノさんにいわれるまま、サクラさんがその歌を口ずさんでみると、ふたりは突然、子どもになってしまいました。そう、87歳のおばあさんではなく、10歳ばかりの女の子に……。

それは、77年前の約束のために、「あの子」がサクラさんたちを呼び寄せたからでした……。


Amazonより


2020年 講談社



感想 


子どもが借りてきて、面白いよ!

というので読んでみました。


ゆりの木荘という素敵なお家があったのですが、

もう誰も住んでおらず(たしか、、)

外装だけ残して、内側は断熱材など補強して

家具はほとんど入れ替えて老人ホームになります。


ゆりの木荘の名前の元になった庭のゆりの木は

切られて、駐車場になってしまいました。


ゆりの木ってどんな木なんだろうと調べてみると、

葉っぱの形は半纏のようで、

お花は形はチューリップみたいで

色は根本が少しオレンジ色で、全体は薄い黄色

というお花でした。

とても可愛いお花です。


私、見たことあるのかなあ?

ちょっと覚えがないですあせる


実はこの家魔法の家なのですが、

今は誰もそのことを覚えていないそう。


ほとんど入れ替えた家具ですが、

玄関ホールにある時計だけは残してありました。


この、時計こそが魔法の源。

よくぞ残してくれました!という感じですね。


ここの老人はホームに入っているおばあちゃんとおじいちゃん、数人いて、みんな紹介がありますが、

重要人物はサクラさん。


うっすら覚えていた手毬唄を歌うと、

この家ごと77年前にタイムスリップしてしまいます。

年も77歳若返ってしまったので、

それはタイムスリップと違うのかな?


なんだか、話の軸が微妙にズレながら

お話は進んでいくようなんだけど、

ちょっとした謎解き要素があり、

なぜ77年前に連れてこられたのかというのが

この物語の主題かな?


この手毬唄ですが、

いろんな植物の名前が出てきて面白い。


ヒイラギ、フジ、みつば、よつば、カズラ

アヤメ、ハコベ、ヤマブキ、コデマリ


で、季節は春だったんだけど、

タイムスリップした庭に咲いていたのが

ホウセンカとツユクサ


これを見た主人公たちは

なぜ春だったのに、夏の花が咲いているの?

って。


最近花に注目してるけど、

私だったらきっとわからない驚き

花を見て季節がわかるって

素敵だなあなんて

話と関係ないところで感心してしまいました。


ページがもっとあれば

細部まで丁寧に書かれたんだろうなあ

なんて思わせられた本でした。


なかなか面白かったです。