乱歩と千畝
RAMPOとSEMPO
あらすじ
探偵作家と外交官。若き二人が友となり……斬新な発想で描く波瀾万丈の物語。
大学の先輩後輩、江戸川乱歩と杉原千畝。まだ何者でもない青年だったが、夢だけはあった。希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い、それぞれの道へ別れていく……。若き横溝正史や巨頭松岡洋右と出会い、新しい歴史を作り、互いの人生が交差しつつ感動の最終章へ。「真の友人はあなただけでしたよ」――泣ける傑作。
Amazonより
2025年 新潮社
感想
どんな本なのか知らず、タイトルだけで手に取ってしまったため、読み進みていくうちに、
これほんと?うそ?どっち??
ちょっと混乱しましたが、
最後の方のページに「フィクションです」
と書いてあったので、
ああ、フィクションなのね、とわかりました。
が、本当にこんなことあってもおかしくなさそうな
歴史に名を残した2人の出会い。
絶妙に2人ともの転換期などに出会い、
再開し、それぞれの人生に影響し合っている
という物語の流れがうますぎて
ノンフィクションなんじゃないかと思ってしまいます。
愛知五中と早稲田大学という同じ学校の卒業生という縁で出会う2人。
ググってみたら、実際同窓会で同じ写真に写っている2人がいました。
名前もランポ(ペンネーム)とセンポ(あだな)で似てるし、すごい偶然をこの作者は見つけたんだなあ。
また、有名どころのミステリー作家や
政治家なんかが出てきて2人の人生に影響を与えているので、ここは史実なところもあるんだろうけど
史実と空想がうまく合わさっていて
本当にこんな関わり方してたなら面白いなあと
思わせられました。
ミステリー作家の歴史や、
満州のことや戦争のことなんかももちろん関わってくるので、このころの歴史や、
時代の感覚が見えて、これも面白かった。
乱歩さんってほんとにこんな人だったのかな?
それに比べて千畝さんはちゃんとしすぎてるなとか思ったり![]()
ここに出てくる作家さんの本も
もちろん乱歩さんの本も
読んでみたいなと思いました。




