暑くなりカナヘビズの日光浴が難しくなってきました。

西向きのベランダでは午後から太陽があたるのですが、午後に外に出したら
蒸し焼きになりそうな暑さ。

爬虫類系の記事をみると紫外線はガラスを通過しない。
なのでケージの上から日光が当たるようにする。
それなら、直射日光じゃないとダメなの?
熱中症起こしそうだけど。

でも、自動車の広告を見ると全面UVガラス使用!とか書いてある。
ガラスって紫外線通らないんじゃないの?

紫外線量を多く必要とするカナヘビズ飼育初心者にとって情報は錯綜しすぎています。
カナヘビズにとって必要な紫外線。でもなんで必要なのでしょう?


そこで、女子的な紫外線のまとめ。
紫外線にはUVA、UVB、UVCがあります。

UVCは大気層で吸収され地表には到達しません。
UVBは太陽から届く紫外線の1割と量は少ないのですがエネルギーが強いのが特徴です。
一方、UBAは雲や窓ガラスを通り抜けやすい性質を持っているので、曇りの日でも人間は対策が必要とされています。←化粧品会社のターゲットはココ。

では、爬虫類はどうなのか?
爬虫類にとってのUVAはガラス越しでも曇りの日でも届いて、正常な脱皮を促したり、生物を活性化させ、食欲増進や正常な繁殖行動をもたらします。
しかしUVBはガラスを通過しないため、室内には届きません。ただし、そのエネルギーの強さで
木陰などで身体を出している程度で十分効果があり、反射性があるので乱反射でUVBを浴びることができます。

昼行性の爬虫類、特にカナヘビは多くの紫外線量を必要とします。
UVBはビタミンD3の皮膚生成に必要なもので、それはカルシウムの吸収のために必要不可欠なのです。
今は元気だから必要ない、と考えていると秋が深まる頃にクル病の症状が出てきます。
一度クル病の症状が出たら、まず助からないと思って下さい。

で、どうするのがいいのか。
午前中の直射日光が当たらない時間にケージをベランダに出します。
鳥に誘拐されないように金網必須です。そして気温が上がって来たら部屋に入れる。
夕方までUVライト点灯。

どうだ⁉︎

日光浴の数日後には必ず脱皮が大発生するので、理論上の推測は大体正しいのではないのでしょうか。



こんな感じでやってます。みんなご機嫌な表情。

チビカナはもう少し控えめで。でも、必ず。


【結論】日光浴は必ずしも直射日光でなくても大丈夫!