その頃、私は、自分の悩みがそれまでより、小さく感じられたのを覚えています。
神経症に悩み苦しんでいた、30代の中頃、
星野富弘さんの本「かぎりなくやさしい花々」を読むように母から薦められました、
読んで良かったという記憶が、、今でも脳裏に強く残っていて忘れません。
そして、ずいぶん後になって、
テレビで、中村久子さんの半生記についての放送があり、何気に偶然に観ていました。
そのあまりの衝撃的な内容に、そのとき、目から涙があふれてとまりませんでした。
さっそく、中村久子さんの著書「こころの手足」を後日、取り寄せて読んで、また泣いたのです。
星野富弘さんのことを思えば、中村久子さんのことを思えば、
お二人に比べたら、神経症なんて‥まだ‥‥
ヘレンケラーが、来日して、中村久子さんに会われ、
「日本のヘレンケラーいや、それ以上です」と、言われたそうです。
神経症でつらいと悩んでいる方に、是非とも、読んでいただきたい本です。
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