Robocop:Rogue City ゲームクリア感想
Robocop:Rogue Cityをネタバレアリで
クリア感想を書いていきます。
ネタバレありですからね?
前回説明がかったるくなりそうだったから省略しましたが
ゲーム冒頭のTV局のジャックでこの「トーチヘッド」というギャングが
何をしたかったかというとこのゲームのストーリーで
すべての問題の主犯となる「デトロイトの新顔」が大きく動いてるので
手を結びたかったというわけ。
でこれがそのデトロイトの新顔こと「ウェンデル・アントノウスキー」
こいつの正体はなんぞや?というわけですが
名前で察したファンもいるかもしれませんが
初代で出てきた「クラレンス一味」の一人「エミール・アントノウスキー」
の兄貴という因縁深い相手となっています。
というわけでストーリーはこの新顔を逮捕することが目的となっています。
で、肝心のゲームなんですがこちらは過去にレビューした
Terminator:Resistanceと同じくアドベンチャーゲームになっており
エリアごとにメインミッションとそれとは関係ないサイドミッションを
攻略していくゲームとなっています。
まずは西分署(警察署)
TEYONらしくかなりの再現度になっており映画で見た設備が一通り揃っています。
エリアごとに自由に行き来はできなく、ストーリーの進行に合わせて
移動するタイプなのでやり残しが無いようにしていきたい。
(やり残しがある状態でエリア移動しようとすると警告が出る親切仕様)
メインミッションはストーリーを進めていく上で必要なミッションで
これを攻略しないといけませんが
サイドミッションという、ストーリーの攻略に置いて必須ではない
市民や仲間の警察官を助けるミッションがあります。
例えばスクショの「不穏なニオイ」では仲間のエステベス巡査が
ゲロまみれで臭い人を「あなたならニオイもわからないし代わりに牢屋へお願い」
という感じで運ぶのを手伝わされます。
こんな感じで比較的簡単なお使いがあれば、戦闘がおこなわれるものもあり
クリアすることで経験値がたまりレベルが上がるとスキルポイントが得られます。
それとは別に、スクショの「行動評価」という章の終わりにあるリザルトで
その章の総合的な評価が言い渡されそこで更に経験値をもらうことができます。
スキルポイントを使えば戦闘で役立つもの(HP増加やバレットタイム延長)や
ストーリー攻略で便利なもの(マップ上にアイテムが表示されるなど)
があるのでなるべくスキルポイントを多く手に入れたい。
サイドミッションにはしょうもないものもあれば
ストーリーの攻略で助けてくれる特殊なキャラクターがいたりするので
積極的にサイドミッションもクリアしていきたいところ。
エリアの移動は基本的にパトカーで移動するので
映画と同様の(アングルはちょっと違うが)カットインが入り移動する。
ちなみに映画。
今やこんなグラフィックで実写映画のキャラゲーを遊べることに感動で心が震える。
上のゲームのスクショもタイミングが早かっただけでちゃんと火花が飛び散ってたりする。
次に時間帯問わず一番活動することになるダウンタウン。
エリアの大きさでいうとそれほど広くはありませんが、密度は高く
ロボコップの移動速度に合わせたちょうどいいものになっています。
(ロボコップのこの歩行速度でクソ広かったらストレスフル)
ただただのっしのっしと町中を歩いているだけでロボコップになりきれ
歩いているだけですごく楽しいゲームになっていました。
ゲーム中警官らしくいろいろ調べる必要があり
ストーリー開始時のテレビ局をジャックした「スート」を追うために
ゲームセンターへ行くものの「令状なんか持ってねぇだろ!」と
一蹴されてしまいます。
そこでロボコップ・ビジョンであたりをくまなく探すと
麻薬を使ったであろう子供を発見したので
これがきっかけで令状が発行され強制調査みたいな流れがあったり…
町中で消火栓を塞ぐ形で路駐している車両に違反切符を発行したり
他にも店の前でうるさくしているチンピラを黙らせて欲しい
ネコが何処かに行ってしまったので探して欲しいといったりと
戦闘が無い警察官らしい職務を行うことができます。
で、次のエリアは製鉄所
初代ロボコップでマーフィーが殺された場所であり
最終決戦の場所ともなったところなので
マーフィーも過去の記憶がフラッシュバックしたりします。
ファンであれば思わず「おっ!」となるロケーションがあったりと
TEYONの原作愛がひしひしと伝わってくる。
そしてED-209との共闘が開始。
これだよこれ!
劇中では敵対しかしなかったED-209との共同作業。
こんなのもぶち込んでくれるのは本当に嬉しい。
ちなみにこれは共同作業ではあるものの「制圧チャレンジ」という
より多く敵を倒したほうが勝ちっていうチャレンジなので
ここで負けると行動評価に響くので注意しよう。
ED-209は仲間でもありライバルなのだ。
あっ…(察し)
とまぁなんだかんだでゲームを進めるとオールドマン会長が登場。
3で出てこなかったのは2~3の間の話になる本作で
すでに体調が悪かったからだったんですね。
ということでリアルな話をすると3ではオールドマン会長役の
ダン・オハーリー氏の日程が合わず出演できなかったのを
こうやって辻褄合わせてくるのはさすが。
グラフィック設定に項目がないからレイトレないけど
反射具合すごすぎてレイトレと見紛う。
一体どんな技術使ってんだ?
ということで更に進めると自分と向き合うことに。
映画をみればわかるが、自分はロボなのか?マーフィーなのか?という
哲学的な部分にもテーマを置いており
このゲームでも初回のレビューでブラウン管の画面に
ロボコップではなくマーフィーが映り込んでいたりと
そういった演出がされていて本家をとにかくリスペクトしていることが伝わる。
そして過去を振り切りウェンデル・アントノウスキー逮捕
これで事件は一件落着か…
裏で手引している人間がいて刑務所は大混乱。
ウェンデルはそのスキに脱獄してしまいます。
そんな中OCPがちょうど行っていた軍事産業のお披露目会が行われます。
ロボコップも当然行きます。
(まさかのロボコップ2も展示されていた件)
ウェンデルは傭兵を率いてこのお披露目会を強襲。
ありったけの兵器をぶんどっていきました。
実はウェンデルを支援していたのはあのオールドマン会長だったのです。
なんでオールドマン会長がそんな犯罪者を支援していたかというと
「アフターライフ」というプロジェクトのためにウェンデルと手を組んで
人間の死体を集めていたからでした。
アフターライフとはロボコップ同様に人間をサイボーグ化し
生きながらえるというもので、体が悪くなったオールドマン会長が
生き延びるために今回の事件を引き起こしたということでした。
だから脱獄したばかりのウェンデルが
お披露目会でもすんなりと入り込めたりしたわけです。
結果デトロイトは兵器を強奪したウェンデルの傭兵集団や、
これの乗じて暴れるギャング達、ED-209を始めとしたロボット軍団が
ひしめき合い火の海と化します。
街を救い、ウェンデルを追い詰めるロボコップ
敵の苛烈な攻撃をかいくぐり先に進むと待っていたのは
「コブラ・アサルトキャノン」!
今までの鬱憤を弾丸に乗せ吹き飛ばしていきます。
ここまで来ると脳汁ドバドバでしたね。
そして主犯のウェンデルに制裁を加え
黒幕だったOCPのオールドマン会長も心臓発作で倒れ
すべてが終わったと思われた。
そんなことはなかった。
ラスボス ロボコップ2です。
会長も倒れた今、ロボコップ2の正体は何者なのか。
ということでここは自分で確かめて欲しい。
実績のタイトルも愛が溢れてる。
以上、Robocop:Rogue Cityでした。
ゲームをクリアした感想ですが、Terminator:Resistance同様
原作愛が非常に強く、記事内でも述べてる通り
映画を見ていれば思わずおっ!となるシーンや
ここは!となるロケーションがでてくる。
ED-209やロボコップ2とも戦えたりと
コブラ・アサルトキャノンをぶっ放せたりとやりたかったことが
全部できる大満足な一本でした。
ゲーム部分は普通に面白く、スキルポイントの割り振りで
自分にあったキャラ育成はできるし戦闘面以外でも警官らしい仕事ができたりと
ちょっとした日常感も味わうことができる。
ストーリーも2~3の間の話で、これも記事内で述べた通り
良い感じに整合性が取れてるしそれに関連して1の頃の話もでてきたりと
1~3すべての補完ができててこれを正史に組み込んでもいいんじゃないか?
と思えるほどのものになっていました。
FPS部分は確かにしゃがみもない、ジャンプもない、パルクールもない、
走っても遅いとこの令和の時代とは思えないゲームとなっていましたが
ロボコップのキャラゲーとして見ると満点と言わざるを得ない。
(Terminator:Resistanceではできてたのでちゃんとそういうゲーム作りをしている。)
本当に、キャラゲーを作ってる日本の某ゲーム会社には見習って欲しい
クオリティとなっていました()
再三にわたり書いてきたがあくまでもキャラゲーなので
ガチのFPSを求めるとちょっと違う。
こちらもターミネーターのキャラゲーとしては神ゲー。
RoboCop Rouge Cityと言い、最後の盛り上げ方本当にうまい。
ロボコップ1~3+2014年リメイク版