アメイジング・ヤマグチ デッドプール Ver.2.0
リボルテックの人気シリーズ「アメイジング・ヤマグチ」から
第一弾だったデッドプールがver2.0となって
完全新規造形でリメイクされました。
全体的に関節と付属品が増えてよりリッチな仕上がりになっています。
ちなみに、Ver1.0のレビューはこちら
もう5年も前になるのかと驚きを隠せない。
更新ペースは落ちたものの、このブログも飽き性の自分にしてはよく続いている。
●パッケージ
パッケージはアメイジング・ヤマグチ系の
コミック風の箱にウィンドウがついたものになっている。
Ver1.0はすでにこの時点でデップーが自分に親指を指して
めちゃくちゃ主張していましたが、今回は普通にパッケージされています。
今回も内蓋に吹き出しが印刷されています。
ただ、Ver1.0は「切り取って使ってね」みたいな感じだったのでちょっと残念。
（まぁ、もったいなくて使えないんですけどね…）
内側にはコミック版デッドプールの嫁であるシクラーと
四季折々エンジョイしている様子が印刷された厚紙が入っています。
●内容
・本体
・口4種（通常/にっこり/への字/あんぐり）
・目6種（通常/にっこり/丸/ハート/睨み/ジト）
・手6種
（拳/平手/武器持ち手/釵持ち手/サムズアップ/右指差し/左スマホ持ち手）
・銃2種（大×2/小×2）
・ホルスター×2
・ポーチ×2
・ナイフ2種
・ナイフ用鞘×2
・刀×2
・鞘×2
・鞘接続パーツ
・釵×2
・スマートフォン
・ダイナマイト
・スタンド
・目取替棒
・予備手首ジョイント×4
・説明書
ver1.0と比べると値段が倍近くなっているだけあって付属品が豊富です。
（Ver1.0が5000円以下で買えたのでマジで昨今の値上がり具合えぐい）
今回は普通に一般販売されているものを購入したのでないのですが
2021/08/02までにケンエレファントオンラインショップで予約すると
爆弾パーツが付属したようです。
●素立ち
いかにもアニメ・漫画チックな筋肉隆々のマッチョマンになっていて、
スーツもピッチリしているのか筋肉がめちゃくちゃ浮き出ている。
また、スーツのプロテクターやポーチなども細かくディテールアップされていて
ここらへんの造形もバージョンアップしています。
そしてなによりもすごいのがこの関節の数である。
可動を重視した結果、人間ではありえないスネにまで関節がある
徹底した分割っぷり。
リアルを求める人には受け付けないかもしれないですが、
この自由な発想がすごいですね。
●バストアップ
通常目+通常口
いわゆる一番スタンダードな顔
目の取替は、付属の目取替棒で後ろ側から押し出してあげると
取り外しができるようになっている。
左右独立しているので、組み合わせは自由です。
丸目+あんぐり口
ジト目+への字口
ハート目+にっこり口
睨み目+通常口
にっこり目+にっこり口
●腕部
腕が太く、関節もリボ球ですが
アメイジング・ヤマグチなだけあって肘はピッタリくっつくほど。
肩のジョイントは胴体に対して斜めに差し込まれているので
向きによってはスイングのマネごともできます。
そして、肩周りがすごいことになっていて
ちょっと分かりづらいですが画像を見ての通り胴体と肩の間に分割があるので
肩周りが想像以上に稼働するようになっている。
（この仕組みを使っているアクションフィギュアは初めて見た。）
ちなみに、正面から見るとハーネスと分割が一体になっているので目立たないです。
●脚部
膝はぴったりくっつくほど曲がります。
ブーツで気づきにくいかもしれないがスネも分割されている。
つま先も可動し、足首もリボ球なので接地性は抜群。
バランスさえとれば自立も簡単にできる。
この膝も初めてみた構造で、リボ球ではなく片軸になっていて
背面の画像を見ると立っているときなどは見た目がいいのですが
画像のようにぴったりくっつくほど深く曲げると良くないです。
●背面
背中側からみても筋肉がすごいことになっている。
先程述べた膝関節も裏側からみるとわかりやすいが
あまり見たことない形状になっている。
●比較
ver1.0と。
こうやって並べるとシルエットはほぼ同じ感じですが
筋肉量の違いが一目瞭然である。
そして、みてわかるとおり肩や股の関節が増えている。
ただ、Ver2.0は肘の部分が大きく空いていて
そこで可動範囲を確保しているようです。
ジョイントの形状が形状なので、これ以上奥に差し込むことができないので
ここが気になる人は購入する際注意が必要です。
そして、全身についているポーチはよりシワが寄っていて、
柔らかそうな印象を受ける。
また、後述するが今回はホルスターも見せかけではなく
実際にハンドガンを収納することができる。
（本当に差し込むわけではなく、取り外してかぶせる形。）
また、背面をみると更に違いがあって
膝裏がVer1.0はふくらはぎが干渉しないようにえぐり取られていますが
先程説明したとおりVer2.0はそういうのがなくなっています。
そしてさらに違うのが胴体部分で
画像ではわかりにくいですがver1.0は胴体部分が
いわゆる筒状になっていてそこにリボ球が通されている設計で
胸+腰といった感じに、腹部分は宙ぶらりんな状態でした。
が、Ver2.0では胴体部分もみっちり詰まっていてリボ球も1個増え
胸+腹+腰と3個でジョイントされている。
●付属品
付属品はこんな感じ。
本体に取り付けてある通常目+口と、拳は省略。
（そして入れ忘れた手首の予備ジョイントも省略。）
平手には謎の小さなジョイント穴が設けられており、
付属品にこのジョイント穴を使うものがないので
おそらくケンエレファントオンラインショップ予約特典の爆弾用だと思われる。
前回は見せかけだけだったホルスターが使用可能になっていて
実際にこの小さい方のハンドガンをホルスターに収納して
体の各部のポーチを取り外してそこに取り付けが可能。
ただし、画像を見ての通り実際に銃をホルスターに差し込んでいるわけではなく
ホルスターにハンドガンを取り付けている形になっている。
そして今回は鞘に刀と釵どちらか片方を実際に納刀可能。
ナイフもケースに収納可能になっていて
こちらも体の各部ジョイントに取付可能。
刀の鞘ですが、実際に使用可能にした上で
薄さを確保するためか、このように側面が空いているデザインになっている。
この点は、完全に割り切ったVer1.0のほうが良い。
（けど、個人的には余剰パーツがでないからこっちのほうが嬉しい。）
そして、これが本商品最クソポイントである鞘接続パーツ。
この接続パーツに鞘をクロスさせて取り付けて、背中に接続する仕組みのパーツで
見ての通りなんてことないようだが鞘のジョイントが2mmに対し、
鞘接続パーツ側のジョイント穴が2.5mmもある。
もはやゆるいとかそういうレベルを通り越してすっぽ抜けてしまうのである。
幸いにもゆるいだけなので接着剤で軸を太らせて使うことで問題は解決した。
●適当に
膝立ち
飛び蹴り
足裏までしっかり造形がある。
分かる人にはわかるポーズ。
手首がよく動くので出来た。
スタンドは小さいながらも、保持力はそれなりに高いしちゃんと使えば
多少重心が寄っても問題なく使える。
ナイフ構え。
腕周りがこの見た目でめちゃくちゃ動くので
背中にも簡単に手が届く。
ノーウェイホームで大好きなスパイディが3人になったことに
驚いて目を丸くするデップー
悪い顔してダイナマイトを持つデップー。
導火線の火が平面的ですごいコミック感。
接地性が高いので片足がつま先立ちでもバランスを取れば自立可能。
こういうふざけたポーズでも「まぁデップーだし…」ってなるのずるいｗ
「オレちゃんじゃないか！どこの世界から来たの！？」
以上、アメイジング・ヤマグチ デッドプール Ver.2.0でした。
可動面は前作を圧倒的に上回るものになっていて
グリグリ遊んでいて楽しい。
が、記事内でも述べたとおり可動を優先するためや、
余剰パーツを出さないためにいくつかの部分が犠牲になっている点があったり
ジョイントがガバかったりとちょっと残念な点がいくつかある。
なので単純に後発だからVer2.0が優れてる …といえない部分もあり、
乱暴な言い方をすると個人の好みになってくるので
選ぶ際はそこを考慮したほうが良いですね。
（と言ってもVer1.0再販するかと言われると…）
個人の話で言えばこれは好きです。
問題も簡単に修正できるものでしたしね。
今回紹介したアプデ版
X-Forceカラー版
Ver1.0
おそらく再販はしないと思うので、割高になるが新品で買うか
中古で探してみるとあるかもしれない。
