ツール:HD Video Converter Pro レビュー | のんびりクソレビューブログ

のんびりクソレビューブログ

ジャンル問わずレビューをするだけのブログ。
ゲーム、おもちゃ、映画、プラモデル、ジャンル問わず
もろもろ良さげなものをレビューしていくクソブログ

HD Video Converter Pro

      

 

今回はこの「HD Video Converter Pro」を使っていきたいと思います。

というのも、実はこのソフトウェアを作っているWonder Foxさんから直々に

「ご試用していいところも悪いところも紹介してもらえないか?」と連絡が来たからです。

 

普段は忖度してなるべく悪いところは書き込まないようにしていますが、

悪いところも書いて良いというのであれば話は別です。

さっそく使っていきましょう。

 

●使用機材

CPU Intel Core i9 9900K
グラフィックボード GIGABYTE GV-N3080GAMING OC-10GD
メモリ CORSAIR CMK32GX4M2A2666C16
HDD 東芝 MD04ACA300 3TB 7200rpm

 

世間一般で使われているPCの中でも上位に存在するPCを使用し、

保存媒体もHDDなものの7200rpmの高速回転で書き込み速度にも期待ができます。
 
●メインメニュー
メインメニューはこんな感じで、Video Converterというだけあって
動画関係の機能しかなくシンプルなメニューに好感が持てるのだが、
たった一つ目についたのがこの明朝体のフォント。
個人的には正直あまり好きではなくアンチエイリアスも効いていないため、
綺麗でシンプルなフラットデザインのアイコンと並べておくにはあまりに
汚いと言わざるを得ない。
 
このメインメニューから行えることは…
 
・変換
このソフトウェアのキモとなる動画変換機能(と音楽変換機能付き)
後に紹介するが多機能ながらわかりやすいのが特徴。
 
・ダウンロード
動画のダウンロード機能
URLを入力してダウンロードするタイプ。
 
・録画
画面キャプチャ。
 
・GIF製作
動画や画像をGIFに変換する機能。
 
・ツールボックス
画面分割や字幕のエクスポートなど普通は使わない機能がある。
 
といった感じで、読んで字のごとくなのでわかりやすいですね。
 
●変換
ここから動画変換を行える。
変換したい動画を突っ込んで、ファイル形式やらを選んで変換するだけのシンプル設計。
 
対応CPUとグラフィックボードを使っていれば右下から「ビデオカード加速」を
使うことができ、二世代以降のCoreシリーズやGTX900シリーズ以降を使っていれば
対応してくれるのでたいていのゲーミングPCであれば対応しているはずです。
 
・・・が、Core i9 9900Kを搭載しているのにも関わらずQSVが使えない問題が発生。
ちゃんとIntelのドライバも入れたしBIOSから設定もしたのに全く使えない。
あれこれいじくり回してみましたがやっぱり無理だったのでそのままやっていきます。
 
今回実験で使う動画は、この前紹介した
MP4/容量2.36GB/再生時間95分/総ビットレート3523Kbps
のごく普通のDVDです。
 
こいつをD&Dで突っ込むといきなり変換後の容量予測やらが表示されてびっくり。
普段使っているフリーソフトFormat Factoryではなかった機能です。
 
ウィンドウ右の出力フォーマットを選択をクリックすることで
様々な形式の拡張子に変換可能。
また、見ての通り音楽ファイルも変換可能とになっています。
 
「デバイスを選択する」から、各企業ロゴをクリックすることで
その会社の製品に最適な設定でファイルを変換することが可能です。
 
一昔前のPSPだったらMP4で解像度480×272じゃないと
再生できないとか制約がありましたが、高性能・高機能化した現代のスマホなら
何突っ込んでも再生できるのでこの機能は果たしているのか疑問ですが、
なにもわからない人にはいいかもしれません。
 
また、フォーマットの下のパラメータ設定からいろいろ細かく設定することができます。
詳しくない人はオリジナルや自動設定で構わないでしょう。
 
というわけで、今回はエンコーダをH.265にしてその他をオリジナルや自動設定で
エンコードしていきたいと思います。
 
変換中はこのような感じで変換終了の予測時間が表示されます。
 
ちなみに、ウィンドウ右下の目覚まし時計アイコンをクリックすることで
変換後の動作を設定可能で、夜寝る前にエンコードして、
寝ている間に終わったらPCの電源も落ちるなんていうことも可能。
 
結果はこのようになりました。
このソフトウェアには実行時間が表示されるところがないので
ストップウォッチのサイトを利用して計測しました。
手動なので1~2秒の誤差がありますが、ほぼこの時間です。
 
●変換比較
というわけで、早速比較をしていきたいと思います。
比較に使うのはいつも自分が愛用しているFormat Factoryというソフトウェアです。
こちらは、HD Video Converterと違ってできるもののアイコンが全部表示されていて
シンプルさとはかけ離れています。
(度重なるアップデートの末、初期の頃と比べてだいぶシンプルになりましたが…)
 
このソフトは音楽や画像、DVDのリッピングなどすべてをこれ一つで行えるので便利です。
 
こちらも色々設定できるので、先ほど変換したものになるべく近い数字になるよう
ビットレートなどを設定して変換してみます。
 
で、結果はこちらのほうが20秒早い時間になりました。
 
  Format Factory  /  HD Video Converter Pro
 
なるべく近い数字になるように設定しましたが、Format Factoryが
わずかに48bpsビットレートが多いです。
ですが、誤差の範囲ですのでこの差で20秒の違いが生まれるとなると、
もっと大容量のブルーレイなどでは違いが更に顕著になるかもしれません。
 
流石に一回で決めるのは早計だとおもい、CPUの優先度をあげたりして
何度か挑戦してみましたが、誤差の範囲でしか早くなりませんでした。
 
申し訳ないですが、Wonder Foxさんには残念な結果になってしまいました。
速さを追い求める自分はFormat Factoryを使い続けることにします。
 
●ダウンロード
ダウンロード画面ではまっさらなウィンドウが表示される。
変換でもあったように下には出力先のフォルダがあるので選んでおきましょう。
 
設定が終わったらこのウィンドウ上部の「+新しいダウンロード」をクリック。
 
クリックするとまた新たなウィンドウが開くのでそこへURLを貼り付け、分析します。
ちなみにこの初期からあるURLはWonder Foxさんのこの商品の紹介動画のURLでした。
 

というわけで、今回はこの動画で試してみます。

 
URLをコピペし、分析すると一覧で解像度や容量などが表示されました。
これは便利ですね。
ちなみに、動画に字幕がある場合は一番下で言語を選択することも可能です。
 
あとはダウンロードしたいものを選択して確定をクリックします。
 
その後、タスクが追加された一番最初のウィンドウに戻るので、忘れずに右下の
「ダウンロードを開始」をクリックします。
 
変換の時と同じで右下の目覚まし時計から完了後の行動を選べます。
 
ちなみにですが、どの程度の動画サイトまでダウンロードできるか不明ですが
とりあえずYoutubeとニコニコ動画はダウンロード可能でした。
 
●録画
録画をクリックすると同じように専用のウィンドウが開きます。
録画方法はウィンドウモードと全画面の2種類あり、どちらも範囲を指定できるので
ウィンドウの枠など、不要部分をカットできるのは便利ですね。
 
録画画質については残念ながらそれほど細かな設定は選択できず
低中高の3種類だけとなっている。
また、録画のショートカットキーは変更不可能でした。
 
あと、これはおま環なのか4Kディスプレイを使ってても録画中は
強制的にFHDになるらしく
ご覧の通り画面の左上1/4を拡大されてしまった。
(4Kの左上1/4がFHDと同じ解像度なので…)
 
「全画面」を選択しているので表示はこうだが、ちゃんとできるはずと思ったのですが
録画サイズはFHDで、範囲内のこの左上だけしか録画できませんでした。
 
WQHDのようなワイド画面や4Kのようなディスプレイがたくさん登場し、
またそれを動かすだけのハードも続々と出てきてFHD以上の敷居が下がっている中
この不具合を抱えているこれを使うという選択肢はないと言わざるを得ない。
 
●GIF製作
GIF製作にマウスオーバーすると動画か画像どちらを変換するか表示されるので選びます。
 
動画を選ぶとシンプルなウィンドウが表示されました。
この状態で再生ウィンドウ上の「+動画を追加」をクリックし、読み込ませたい動画を選択します。
 
今回は、先程ダウンロードした動画を使ってみたいと思います。
 
読み込ませると、先程はグレーで操作できなかった画面右側がアクティブになりました。
この状態で再生時間や解像度、フレームレートや画質を選択し、「GIFを作成」をクリックします。
 
するとこんな感じに簡単にGIFが作れました。
現在ではGIFの上位互換とも言える.WEBMが登場し、
動きに加え音声も再生されるようになりましたが
アメブロのようにまだ非対応の場所では需要も高いのでこれは便利です。
 
●ツールボックス
ツールボックスではさらに4種類の機能が使えます。
左上から
 
・スライドショー
画像を並べて動画にする機能
 
・スクリーン分割ツール
テレビ会議のように複数の動画を並べて出力する機能
 
・ベルツール
名前がこうだから分かりづらいが、着信音を作る機能
 
・字幕エクスポート
字幕が埋め込まれた動画から字幕データを抽出する機能
 
と、一部の人は一生使うことのない機能まであります。
 
 
以上、HD Video Converter Proでした。
有料ソフトなだけあってソフトウェアそのものは洗練されていて
フリーとはやれることは一緒でも見やすかったり選びやすかった印象。
ただし、比較でもあるように変換速度がいま一歩のところで、
ちょっとPCに詳しい人ならこのソフト以外の選択肢も当然出てきてしまい
わざわざお金払ってまで遅いものを使うかと言われると「自分はいいです」となる。
 
ただ、ダウンロードも意外と優秀で例えば同じようにURLをコピペすればYoutubeから
動画や音楽がダウンロードできるサイトとかいろいろありますが、
あれってわりかしブロックされることが多いのですが、こちらは普通にダウンロードできます。
 
個人的にはこのダウンロードはめちゃくちゃ便利だと思いました。
 
ちなみに現在公式サイトでハロウィンセールが実施していて

永久ライセンスが年間ライセンスとほぼ同じ値段なほか、

「DVD Ripper Pro」というリッピングソフトもおまけでついてきます。

 

申し訳ないことに記事作成時点で残り5時間とほぼ終わりですが・・・