司法書士の山口です。
今日は、個人再生と任意整理の比較について。
「任意整理より個人再生のほうが効果高いでしょ?」
私のブログをよく読んでくれてる方は、こんな風に思っているはず。
「金額的な面」
これだけ見れば、任意整理より個人再生のほうが圧倒的に得。
それは間違いない。
(借金500万円ある場合)
・任意整理
→元金500万円は払う(利息やリボ手数料はカット)
基本的に残金を3年~5年の分割払いで払っていく。
・個人再生
→500万円が最高で100万円になる(400万カット)
利息・リボ手数料もカットされる。
基本的に残金を3年程度の分割払いで払っていく。
こんなイメージなので、コスパは任意整理より個人再生のほうがいいわけです。
しかし、デメリットは個人再生のほうが多い。
だから、結果的に任意整理を選ぶ人のほうが多い。
結論からいうと、
「返済がとことん減るならデメリットは全部受け入れる」なら個人再生。
「そこそこ返済が楽になってデメリットは少なくしたい」派は任意整理。
を選んだ方がいいわけです。
★秘密が守られるか
・任意整理:守られる
※利用したカード会社と依頼した司法書士・弁護士事務所にしか知られない。
裁判所の手続きにならないので、裁判所や役所を始め国の機関も分からない。
・個人再生:守られない
※事件番号を付され裁判所の記録に残る。
※官報に掲載されるので、ネットで見られるリスクはある。
★車やバイクを残したい
・任意整理:残せる
・個人再生:残せない場合あり
※ローン返済中で所有権留保の車は残せない。
※ローンのないものは清算価値の対象になる
★奨学金はこのまま払っていきたい
・任意整理:できる
・個人再生:できない(全ての負債が対象)
★勤務先からお金を借りている
・任意整理:影響なし
・個人再生:このローンも対象=勤務先にバレる
★個人情報の提出
・任意整理:身分証の写しや給与明細。
・個人再生:身分証の写し・住民票・銀行通帳・会社の就業規則の写し・源泉徴収票・住宅ローン関連の書類・裁判所へ提出する申立て書類一式など
★住宅ローンへの影響
→任意整理:なしにできる
→個人再生:なしにできる
★信用情報への事故記録(ブラックリスト)
・任意整理:ブラックになる
・個人再生:ブラックになる
ざっと比較するとこんな感じです。
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