司法書士の山口です。
簡単にですが、債務整理の診断チャート作ってみました。
(チャートの説明)
①今ある借金を3年内に返せる見込みがある
この場合、債務整理は必要ないでしょう。
もちろん「3年内に返せる」と思うにはその根拠が必要です。
毎月どのくらい支払えば完済できるか?
これはシミュレーションしてみるのが早い。
上記のブログから、シミュレーションページに移動できます。
②毎月一定の額を返済できる
今月は払えない、来月は1万円払える、3か月後は10万円払える…
この場合、毎月定額で払えるとは言えません。
毎月一定額の支払いができないと、任意整理や個人再生はできません。
自己破産を検討したほうがベストです。
③利息がなければ借金を5年で返せる
この場合任意整理できる選択権があります。
・どこのカードを使っているか?
・カードを利用している期間は?
こも内容によって「任意整理できるか?できないか?」は変わります。
任意整理が難しい場合は、個人再生か自己破産が選択肢になります。
④毎月3万円以上支払いができるか?
個人再生をすれば借金を80%カットできます。
500万なら100万円に。
1000万なら200万円に。
1500万なら300万円になるということ。
(例えば、1500万よりもっと大きい金額ならMAX90%カットなども可能)
これを36回で払うのが原則。
100万円の36回払い=月々2万7777円
200万円の36回払い=月々5万5555円
300万円の36回払い=月々8万3333円
36回が難しければ、裁判所にお願いして60回でいけることも。
100万円の60回払い=月々1万6666円
200万円の60回払い=月々3万3333円
300万円の60回払い=月々5万円
こんなイメージになります。
ただ、個人再生では、車のローンや奨学金を巻き込む。
そして、裁判所の手続きなので、個人情報を含む書類の提出が多い。
官報にも掲載される。
借金が減額されるより「秘密を優先したい」。こうした人には不向き。
この場合は、任意整理のほうが良いでしょう(任意整理で支払いができるなら)。
そして、最後に飛び道具の「過払い金」。
過払い金はかなり古くから、カードを使っていないと発生しない。
2007年あたりに適正金利に切り替えている会社が多いです。
遅い会社でも2010年には切り替えている。
だから、15年~20年前から、カードを使っている方限定です。
しかも、買い物(ショッピング)は過払い金の対象外。
キャッシング(お金を借りた)が過払い金の対象です。
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