司法書士の山口です。
リボ払いについて、前回のブログの続きです。
なぜ、リボ払いが減らないか?
それは「支払いの半分近くが手数料で消えている」ことも多いからです。
完済まではるかに遠い…
だから、またリボを使ってしまう。
そうすると、払っても払っても借金は減らない。
むしろ、じわりじわりと借金が増えてしまう。
これがリボ払いの怖さです。
リボ払いを終わらせるにはどうしたらよいか?
・もうリボ払いを使用しない
・毎月の支払い額をアップする
この2つを実行しない限り、終わりません。
300万、500万とリボ残高が大きくなっている場合。
最低返済額ではダメ、それ以上の金額を返済しないと手数料地獄から抜けられないのです。
そして、またリボ払いを使ってしまうと、終わらない。
だから、この2つを同時並行して行う必要があるのです。
・退職金が入る
・大きなボーナスが入る
・相続で遺産が入る
こうした大きな金額が入る予定の人は大丈夫です。
しかし、そうでない人は終わりません…。
半永久にこの返済を続けていくことになる。
これがリボ払いの怖さです。
・複数枚のカードを使っている
・収入支出面でもう返済はギリギリ
こうした状況から、ペースアップした返済が「できない」人もいるでしょう。
こうした場合は、自分で返済できる限界を超えている。
その場合は、債務整理を検討するのも手段の1つ。
債務整理の1つである任意整理は、元金だけの支払いに変えられます。
「元金だけの支払い=リボ手数料をカットできる」ということ。
手数料がなくて「借りたお金だけなら返せる」という場合には、うってつけの手続きというわけです。
ただし、金融ブラックになるというデメリットはあります。
クレジットカードやカードローンを5年~10年は使えなくなる。
ここを我慢すれば、支払いは圧倒的に少なくなる、完済が目指せるというわけです。
最後に、リボ払いに任意整理した場合のメリット・デメリットを確認してみましょう。
(任意整理をした場合のメリット)
★数年後にはリボ払いを完済できる。
今返済に充てているお金が手元に残せるようになる。
支払いに追われる金欠生活から、抜け出せます。
★金銭的に費用対効果が高い。
200万のリボ手数料で、年間30万円。3年で90万、5年で150万。
この金額の負担が無くなるということ。
★破産を回避できる
このままリボ残高が積みあがれば「破産するしかない」という最悪の状況も…。
任意整理で早めに手を打っておけば、最悪の事態は回避できます。
(デメリット)
☆もうリボ払いは使えない
ブラックリストになるので、現金主義の生活になります。
クレジットカードやローン利用は、できなくなると思ったほうが良いでしょう。
☆その他ブラックリストの影響
=保証人になれない
=賃貸の保証会社の審査に通りづらい
=機種返事にスマホ本体を割賦払いできない
任意整理の目安を知りたい方へ
(画像をクリックするとページに移動します)
「にんいせいり君」で任意整理の目安が分かります。
(1ヶ月辺りの返済額)
(支払いがどのくらい減るか?)
こうしたことがセルフチェックできます。
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