司法書士の山口です。

 

カード会社は、よくカードの宣伝をしてます。
わざわざ新規入会キャンペーンをつけてでも、カードを作ってもらいたいのです。
もちろん、これはカード会社の収益を伸ばすために必要なことだから。

 

カード利用の収益は、加盟店(カード決済を導入したお店)と利用者(お客さん)の二重構造。

カードを使ってもらえば、加盟店手数料はある。

そして、リボ払いを使ってもらえれば、加盟店と利用者から手数料をもらえる。

後者のほうが、カード会社としては利益があるわけです。

 

ポイント付与・還元などのキャンペーンも、カードをたくさん使ってもらうための種まき。

「ポイントという餌で手数料という魚を釣りにいく」のです。

 

うまくカードを活用する人はポイントで得をとれますが、そうでない人が多いからこうしたポイント制もあるのでしょう。

 

 

そして、「自動リボ」なるカードが存在する以上、カード会社がリボ払いを使ってほしいのも明らか。

リボ払いの返済は、リボ残高が大きくなったら終わらせるのは困難です。

そこまでいけば手数料漬にできる。

だから、急ピッチで限度額も上げてくれるのです。

 

たくさん使ってくれればくれるほど、カード会社は手数料が多く入るので儲かる。

つまり、カード会社からすれば「カードの返済が終わってほしくない」のです。

 

そのために、ポイント付与や限度額アップがあるということ。

これを「いい!」と思う人は、ドツボにはまって借金が増える。

なんか危ないな…と思う人は、そこそこ使うだけだったり、全部一括払いなわけです。

 

これは、消費者金融やクレジットカード会社に限ったことではありません。

天下の銀行だって一緒。

銀行だから安心とも思わないほうがいいです。

 

例えば、ある銀行カードローンの場合。

200万円借りて、月2万円の返済指定とかあります。

2万円×100回払いでも8年近くかかるので長いですが、もちろん利息があるので100回じゃ終わりません。

 

200万円・年利8%でも、1年で16万円の利息。

毎月2万円の返済は、1年12か月で24万円。

利息が16万かかってたら、差し引き8万しか元金に入りません。

200万が、1年後192万円になってるだけ…。

 

もちろん、このペースだと8年じゃ終わりません。

数年返済している間に、ちょこちょこお金を借りれば永久に終わらない。

 

だから、最後は一括返済したり、ある程度まとまったお金を入れて終わらせるのです。

終わらせられるならいいほうで、まとまったお金がない人は永久に終わらない。

行きつく先は、永久利息地獄か自己破産というわけです。

 

 

なんとなくカードを使ってしまっている。

いつ終わるか分からずに、なんとなく毎月返済している

こういう人は、カード会社の大好物です。

 

これが普通だとは思わないこと。

毎月どのくらい返済して、どのくらいで終わるのか?

これを考えないと、いいようにお金を吸い取られるだけです。

 

 

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