司法書士の山口です。

 

債務整理をした後に家が買えるか?

家を買うために、住宅ローンの審査に通るか?という点です。

これが今日のお題です。

 

 

債務整理すると、金融ブラックになります。

信用情報に傷がつく、ブラックリストになる、と言われているものです。

だから、ブラックが解除されない限り、住宅ローン審査は通りません。

※任意整理なら「任意整理の返済終了から5年」これでブラック解除

 

一方で、債務整理をしなかった場合。

この場合でも、返済余力がなければ、住宅ローンの審査は通りません。

ブラックでなくても、返済できる見込みがなければ、融資はされないということです。

 

住宅ローンの申し込みをしたら、融資審査が行われます。

 

2023年度 住宅ローン貸出動向調査結果より引用

 

 

住宅ローンは、金融機関によって独自の審査基準があります。

そして、その審査内容は明らかにしません。

 

1つの参考になるのが、住宅金融支援機構が発表している「住宅ローン貸出動向調査」(上の図)。

 

これを見る限り、最重要視されるのは「返済負担率」

そして、「仕事」「借入比率」「資産状況」などです。

 

住宅ローンにおける返済負担率とは「収入に占める年間の返済額の割合」のことです。

「返済比率」とも呼ばれます。


返済負担率は「毎月の返済額÷月収」で計算し、30~35%程度が妥当といわれています。

月収の30%ぐらいが、住宅ローンの毎月の返済額になるということ。

逆に言えば、残りの65%~70%で生活ができていないとダメということです。

 

カード返済がどれぐらいあるか?

月にいくらぐらい支払っているか?

この辺は、信用情報(CIC・JICC・全銀協)を見れば、すぐわかります。

 

「返済負担率」が重要視される。

だから、借金が多くあると「ローンで家を買う」のは難しいわけです。

 

 

「ブラックになると家が買えないからイヤ」

こう思っても、

・借金を完済できる

・大幅に減額できる

こうした見込みがなければ、結局家は買えません。

 

この対策を考えるなら、10年後を見据えられるか?です。

 

今すぐ、債務整理すれば、10年後には借金完済・ブラックは復活・家を買える可能性がある。

(前述の通り、仕事・借入比率などそれ以外の審査もありますが…)

 

債務整理しないなら、今から10年後に完済できるか?

本当に返済できるのか?

真剣に考えなければいけない。

ブラックでなくても、カードを使うのもやめるべき。

 

結局、「今まで通りカードを使う」という前提でいると、家を買うのは難しいでしょう。

 

5年後、10年後に自力完済できる見込みがないなら、債務整理したほうがいいのは確かです。

その間に、支払う利息とか考えたら膨大な金額だからです。

 

 

300万円(金利15%)ぐらいを5年払ったら?

300万円×15%=45万円(1年)

5年そんな状態だと、利息やリボ手数料だけで225万ぐらい払います。

 

完済するためには、これからカードを一切使わないようにする。

そして、300万の残高を5年で完済する。

この状態をとっても、5年で128万近くの利息を支払う。

 

(知るぽるとのシミュレーション)

 

カードを使わないとなると、結局ブラックと一緒。

 

それなら、債務整理して100万以上の利息を払わないほうが合理的…という考え方もあります。

100万円分貯金できる。

住宅ローン組む際の頭金にできたりもします。

頭金あるほうが、信頼性も高いです。

 

「緊急時にカードを使えるようにしておきたい」

こうした考えもあるので、この辺りは難しいところですがね。。

 

 

上のブログは、うちの事務員の金田のブログです。

もともと、うちの依頼人で任意整理して完済しています。

その後、ご縁あって1年ちょっと前から、うちの事務所で働いています。

 

金田のブログも分かりやすいので、気になる方は読んでみてください(^.^)

 

 

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