司法書士の山口です。
お金がない・たまらない。
同じ収入なのに、余裕のある人・苦しい人…この差は何でしょう?
お金を使う能力は、持って生まれた才能によるのが1つ。
ある意味、運動神経と同じようなものかもしれません。
うまいと、子供でもうまい。
反対に、下手なら大人になっても下手なのです。
当然のようにできる人もいれば、できない人もいる。
とりわけ金銭管理は、勉強や運動より「できることが当たり前」的に見られがち。
でも、できない人がいても、仕方がないのかもしれません。
次に、依存症や障害が起因しているケースもあります。
依存症でお金がなくなってしまうケースとしては、買物依存症やギャンブル依存症。
人生や生活に支障があるほどのものなら、今すぐ断ち切らねばなりません。
周りの人に多大な迷惑をかけてしまっていることもありますし…。
発達障害(ADHDやASD)が起因しているのは、大人でもありうる話です。
ADHDの不注意性や衝動性が、お金の管理を苦手にしている。
一方、ASDで節約や貯金に強いこだわりがあると、いい方向に働いていることもあるようです。
最後に考え方。
多くの人間は、自分の考えや行動が「普通」「正しい」と思っている。
そして、それが間違いだと気づいてないケースもある。
「自分の考えを見直す」
これも1つの大切な作業です。
・根拠がない
・結果が伴っていない
こうした場合には、その考えが間違っている可能性も高いでしょう。
今日は、そんなお金に対する意識を見てみましょう。
その①
「お金はあるのに破綻してしまう」人たちもたくさん見てきました。
僕が月収6万円の暮らしを維持しているのに、1ヵ月20万円の収入があっても借金地獄に陥ってしまう友人がそれなりにいました。
友人のアパートを訪ねたら、郵便受けから消費者金融の督促状があふれているあの光景はなかなか衝撃的でしたね。
生活を破綻させてしまう友人たちの中で、「贅沢をやめられない」とか「ギャンブル依存症」みたいなタイプは(もちろん一定数いますが)決して多くはありません。
「自分では贅沢しているつもりはないのに、お金がどんどん消えていく」。
これらが彼らの共通点だったのです。
収入に対して家賃や通信費、あるいは交際費といった必要不可欠な経費の割合が大きすぎる。
これは「固定費」の問題です。
毎月コンスタントに5万円なり10万円なりの生活費の不足がある場合。
生活をまるごとつくり変える以外なんとかする手段はあり得ないのですが、これを実行する人はほとんどいません。
その②
・いくら使ったかわからない
いわゆるどんぶり勘定です。
通常働いていれば、毎月いくら給料として手元に入ってくるか把握していることと思います。
それをきちんと把握せずに好きなだけ使っていませんか?
まずは、毎月いくら入ってきて、最低必要なのがいくらなのかをきちんと書き出して把握しましょう。
・「なんとなく買ってしまう」が多い
「お店で勧められるとつい買ってしまう」
「流行っているものは何となく買ってしまう」
決め手のはっきりしない買い物は、お金がなくなる原因のひとつです。
・クレジットカードで支払えばいいと思っている
クレジットカードは手元に現金がない場合でも欲しいものを買える、便利な決済手段の一つです。
しかし、支払い時期が後回しになるだけなので、最終的には利用代金を支払わなければなりません。
なんでも買える魔法のカードのように考えて、むやみにクレジットカードでの支払いを繰り返すと、あとで請求額に驚くことになるでしょう。
せっかく給料をもらってもカードの支払いに消えてしまい、ほとんど手元にお金が残らないといったこともありえます。
手元にお金がないので生活費をカード払いする、
といった悪循環に陥ると、常に「お金がない」と感じることになってしまうでしょう。
その③
・嗜好品の消費が多い
嗜好品とは、お酒・ジュース・菓子パン・お菓子・タバコなどの消え物です。
この消え物の消費が多い人は、お金が貯まりにくい傾向があります。
・プチご褒美が好き
何かある度に「私、頑張ったから」と少し高めのスイーツや飲み物を買ったり、デパ地下の食材を買ったりするのが好きな人。
こういう人は日々の消費が積み重なってお金も貯まらず、本当に欲しいものを買えていない傾向があります。
・固定費が高い
家賃などの固定費が手取りの半分を超えている人は、やはりお金が貯まりにくくなってしまいます。
収入を増やすか、固定費を減らすかしないといけません。
・流行や人気に弱い、ミーハー
インフルエンサーが発信する情報にすぐ食いつき、「人気のお店」「行列ができるお店」などのワードに弱い方も注意。
有名人がおすすめしているからといって、旬の情報に飛びつかず、自分の中で「いる」「いらない」をきちんと判断できるようになりましょう。
・お金に困ったことがない
お金がなくなっても、ご両親やパートナーなど、周りに助けてもらってきた人。
お金に困ったことがないので、危機感もなく、どうお金を貯めればいいのかも分かりません。
他の人からするとうらやましく見えるかもしれないですが、生活力に不安が残りますね。
今後誰も助けてくれなくなったとき、一番困るタイプでしょう。
・安物買いの銭失い
100円ショップ、リサイクルショップ、フリマアプリが大好き!
とにかく「お得」「安い」が正義! といった考え方の人。
安いものには、やはり何かしら理由があります。
買ったはいいけど、よく見てみると何かいまひとつ用が足りなかったり、すぐに壊れてしまったりと、結局いいものを買い直さなくてはならなくなります。
また、安いものを買うために遠出して、時間や交通費を無駄にしていることも。
「セールで買い物をする=買い物上手」ではありません。
・言い訳が多い
お金が貯まらないのは「一人暮らしだから」「給料が安いから」「自炊する時間がないから」などと、根本を見直さずに言い訳ばかりしている人。
言い訳している時点で、お金が貯まらないことを肯定していることになります。
その原因を取り除き、お金を貯める努力が必要です。
・面倒くさがり
「携帯料金を見直しするのが面倒くさい」
「自炊するのが面倒くさい」
「アイロンがけが面倒くさい」
などといろんな場面で面倒くさがってしまう人。
携帯料金の見直しをせずに、いつまでも高い料金のまま使っている。
自炊するのが面倒だから、外食に頼ろう。
アイロンがけが面倒だから、クリーニングに出そう。
……など、面倒くさがるとその分のお金が外に出ていきます。
・整理整頓ができない
「クローゼットを見てみると、似たような服ばかり……」
「引き出しからはさみが3つも出てきた!」
など、同じものを買ってしまう人。
普段から整理整頓をして、このような無駄な買い物を減らしましょう。
その④
(お金がない人に共通する5つの特徴)
・家計の収支を把握できていない
・衝動的にお金を使ってしまう
・自炊が少なく、外食が多い
・コンビニで買い物しがち
・家賃などの固定費が収入に見合っていない
(お金がない時にしてはいけないこと)
・違法業者から借り入れを行う
・ギャンブルで一気にお金を増やそうとする
・借金返済のために借金を重ねる
(お金がない人が抱えてしまうリスク)
・病気やケガになった際の医療費・入院費など
・職場が倒産や解雇、離職時の生活費
・結婚、出産、住宅購入などの費用
・家族や両親の介護費用
・老後の生活資金
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