司法書士の山口です。
任意整理の事例をご紹介します。
今回は20代女性、実家暮らしでアルバイトの場合。
カードが払えなくなり3か月の滞納、そして一括請求。
そこから復活した事例です。
↓債務整理を詳しく知りたい方はこちら↓
今回のポイントは、一括請求を受けても分割払いにできるということ。
督促状に「一括請求」とか「訴訟予告通知」とか書かれていると、諦めてしまう人が多い…。
この状態からでも、元の生活に戻れる方は多いのでご安心を(^.^)
任意整理前の家計
(収入)
・仕事内容:販売接客(インテリア雑貨販売)
・雇用形態:アルバイト・パート
・手取り:13万円
(1)1ヶ月辺りの収入合計:13万円
(支出)
・住居費:3万円(実家への生活費)
・食費:3万円
・光熱費:なし
・携帯電話利用料:1万円
・交際費:1万2000円
・医療費:5000円
・その他(日用品雑費):1万円
・カード返済合計:0円(未払い)
※残金120万の内、25万円以上の請求
・手続き外(教育費ローン返済):2万円
(2)1ヶ月辺りの支出合計:11万7000円
△(1)-(2)=毎月1万3000円の黒字
※ただし、未払い25万円あり
(カード借入状況)
・約150万円(メルペイ、ペイディなど)
司法書士コメント
体調を崩し、アルバイトの収入が落ちたのがきっかけ。
そこから、収支に余力がなく、カード返済を滞納。
依頼前の状況は、3か月程度滞納している状況でした。
25万円は3か月分の滞納額です。
滞納3ヶ月を過ぎると、カード会社からの督促も強くなります。
この方の場合は、カード会社の代理人弁護士から督促状が到着。
「一括請求」を受け、任意整理に踏み切った経緯です。
滞納3ヵ月を過ぎると、金融ブラックになります。
つまり、任意整理のデメリットはなくなっている。
(任意整理のデメリットはブラックになることだけだから)
この状態なら、120%任意整理を行なうべきなのです。
また、ここでためらっていると、裁判所に訴えられることもありますから…。
任意整理を行った結果
毎月3万円の返済になりました!
(任意整理前)25万円以上の請求
(任意整理後)月に3万円の返済
任意整理を行って、滞納分はいったんリセット。
一括請求を受けていましたが、残金は分割払いで払うことになりました。
(収入)
・仕事内容:販売接客(インテリア雑貨販売)
・雇用形態:アルバイト
・手取り:13万円
(1)1ヶ月辺りの収入合計:13万円
(支出)
・住居費:3万円(実家への生活費)
・食費、交際費、医療費、日用品:4万円
・光熱費:0円
・携帯電話利用料など:1万円
・カード返済合計:3万円
・手続き外(教育費ローン返済):2万円
(2)1ヶ月辺りの支出合計:13万円
(1)-(2)=プラスマイナス0
まとめ
任意整理をしても収支的にはギリギリ。
しかし、バイトを増やせば月1~2万円の収入増額は可能とのこと。
なるべく支出を減らし、可能な限り収入を増やすことで、家計は安定する目途です。
滞納して払えなくなると「終わった」と諦めてしまう方もいます。
一括請求を受けた場合も同様。
しかし、現行の支払いをリセットすれば復活できます。
一括請求を受けている場合でも、分割払いにできる。
それが任意整理の効果です。
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