司法書士の山口です。

 

支払日までに支払いをしないと、カード会社から督促や催促を受けることになります。

 

電話、ショートメール、ハガキなどで支払いを催促されますね。

 

カードがたくさんあって、全部支払いが遅れている場合。

 

電話が鳴りやまず、精神的なプレッシャーは相当なものです。

 

さて、この督促や催促を止める方法です。

 

2つしかありません。

 

1つは、遅れている滞納分を支払うこと。

 

2つめは、債務整理を開始することです。

 

 

1つめは当たり前だと思うので、2つめ。

 

「債務整理をすると、なぜ督促や催促が止まるのか?」

 

それは、代理人が間に入るからです。

 

代理人とは、債務整理の依頼を受けた司法書士や弁護士のこと。

 

あなたの代理で、債務整理手続きを進める人のことです。

 

・督促や催促を含めた連絡は、代理人宛にされる

 

この結果、本人への督促や催促は止まるというわけです。

 

 

「債務整理をして督促や催促は、いつ止まる?」

 

これは、代理人が介入通知を送った時に止まります。

 

介入通知(受任通知)とは「○○が代理人になりました」「債務整理を始めます」という通知のこと。

 

この通知を、債務整理するカード会社に送るわけです。

 

これを受け取ったカード会社は、「山口司法書士が佐藤さんの代理人になって債務整理を始めた」と把握。

 

そうすると、これ以降は、山口宛に連絡がくる。

 

佐藤さんへの連絡はなくなる。

 

こんな結論です。

 

そして、実際の現場でこの督促停止が起こるのがいつか?

 

これには2つのポイントがあります。

 

①受任通知を送っても、相手が確認するまでに2,3日はかかる。

 

②受任通知を送るのが遅い事務所だと、依頼してから2週間ぐらい督促が止まらない。

 

 

①について。

 

例えば、1日10時に受任通知を送ってもすぐには止まりません。

 

相手のカード会社がこれを確認するまでは。

 

確認は順番待ちです。

 

相手のカード会社は、1日に何十件、何百件と債務整理に対応しています。

 

2,3日はかかってもやむを得ません。

 

ただし、督促があっても「債務整理を依頼した。」と伝えれば、以後督促は止みます。

 

どこの事務所に依頼したか?は聞かれますが、その事務所名を伝えれば大丈夫です。

 

 

②について。

 

うちの事務所では、債務整理の依頼を受けたら即日、遅くても翌日には介入通知を送ります。

 

しかし、別の事務所では、かなり受任通知を送るのが遅い事務所もあるよう…。

 

他事務所から、うちの事務所へ依頼を変更されるケースもある。

 

そうした方から、聞いた話です。

 

中には、依頼をして1週間たってるのに、まだ送っていない事務所もある。

 

介入通知なんてたかが通知1枚…こんなものに1週間もかかるのかと。

 

こうした「介入通知を送るのが遅い事務所」に依頼すると、督促が止まるのも遅くなります。

 

 

あとこれに連動して、債務整理を始めると支払いが止まります

 

(以前のブログで解説しています)

 

正確に言うと、止まるというよりは、先送りにするのです。

 

「今までの支払いをリセット→新しい支払いへ」

 

債務整理では返済方法をリスケします。

 

つまり、債務整理を始めた後に、今の支払いを続けても意味はない。

 

だから、いったん支払いを止めて、先送りにするのです。

 

 

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