司法書士の山口です。

今日は、「任意整理のつまみ食い事務所」について。

 

大変な任意整理はやらない。

簡単な任意整理だけやる。

こんな事務所を指します。

 

依頼先の事務所が、任意整理するカードとしないカードを独断で選ぶ。
そして、それが依頼人の不利益になっている場合です。

 

・依頼人の生活状況は考慮しない。

・費用は高い。
・簡単な任意整理しかできない。

 

結論、依頼する価値は低いと言えるでしょう。

そもそも、つまみ食いされると「任意整理する意味がない」場合もあります。

 

 

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 実際の事例

 

弁護士事務所に任意整理を4社(JCB,セゾン、エポス、楽天カード)依頼。

任意整理中に、楽天カードがパルティールに移管。

「パルティールは辞任する。JCB、セゾン、エポスは任意整理を継続。」と弁護士に言われた。

 

 

楽天がパルティールに移管すると、通常より任意整理手続きが大変になる。

しかし、ここで弁護士が辞任すると、本人へ一括請求されます…。

弁護士辞任となると、依頼人がデメリットを受けるわけです。

 

しかし、弁護士からはなんの代替策も提示されず、辞任された。

「あとは自分で頑張って」というかたちだったよう…。

 

どうしていいか分からないご相談者さんは、うちに相談されました。

 

 問題点

 

 

1つ目は費用が高い

それに伴って、月々の支払いも高い

・費用が高い(48万、弊所なら約16万)」

・毎月の支払いも高い(月6万、弊所は4万5000円)

 

 

 

2つ目はリスクを依頼人に押し付ける

4社やってくれるのなら、そこに任意整理を依頼したい。

その前提で依頼したのに、途中で変更されたらたまらないですよね…。

ここがまず問題。

 

 

 

3つ目は任意整理の意味があるのか?

全体の出費を抑えられるか?

これが任意整理のポイント。

 

JCB,セゾン、エポスで返済を抑えられても、楽天が一括請求されたら意味はない。

依頼人側から見れば、この弁護士事務所の任意整理は、なにもメリットはありません。

 

よくよく話を聞いてみると、これ以外にもやっていなかったカードが2つあり。

これも、少し手がかかる(めんどい)カード会社。

 

つまり、最初は6社の内の4社をつまみ食い

その後、任意整理手続き中に、4社の内の3社のつまみ食いに変更

こんなかたちだったのです。

 

 

 その後の対応

 

JCB、セゾン、エポスの任意整理も、前述の弁護士事務所から解約。

うちの事務所で、全てのカード(6社)を任意整理することになりました。

 

 

 

債務整理は「生活再建」を目的とするもの。

前述の弁護士事務所は「自分たちの費用のため」の任意整理を行っているだけ。

依頼人の生活改善ではない。

 

つまみ食い事務所の特徴

・「借金減額診断」「借金減額シミュレーター」を行っている

・営業がしつこい(契約するまで電話をかけまくってくる)

・費用が高く、総額費用を明言しない

 

「任意整理をしても意味がない」

こんなことにならないよう、十分注意すること。

依頼先はしっかり検討しないと、痛い目を見るので注意しましょう。

 

 

 任意整理のHP

 

 

当事務所の債務整理専用のホームページです。

無料相談は、こちらからどうぞ。

 

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