司法書士の山口です。

 

クレジットカード、カードローンを使っている場合。

 

・お金を借りた場合の利息

・リボ払いを利用した場合の手数料

こうしたものに、どのくらいのお金を支払っているか?ちゃんと把握しましょう。

 

「お金を借りたらいくら利息を支払うの?」

 

これは、各カード会社や銀行ごとに違います。

金利の上限は利息制限法という法律で、決まっています。

 

金利の上限決めておかないと、高利貸しが発生してしまうから。

決めたって、闇金みたいな法外な金貸しがいるぐらいですから…。

 

ちなみに、利息制限法を超えてお金を貸した結果、問題になったのが「過払い金」です。

 

 

過払い金は「利息制限法を超える金利を払った場合」に返還を受けられるお金です。

2010年6月に貸金業法が改正。

そして、過払い金の対象になる金利は完全廃止。

これ以来、どのカード会社も利息制限法を遵守しています。

(貸金業登録している正規の会社は…)

 

(利息制限法の金利)

・10万円未満→20%が最大

・10万円~100万円未満→18%が最大

・100万円以上→15%が最大

 

こんなかたちで、利息制限法の金利は決まっています。

 

例えば、50万円借りたら金利は18%。

基本的に、カード会社は許される金利の上限いっぱいで貸します。

借換えやおまとめなど、他社から乗り換えなら金利は優遇されることもありますが。

銀行は多少緩めで、15%とか12%もありますね。

 

そして、リボ手数料。

これは大体、15%が基準

 

さて、これらの情報を整理しましょう。

ざっくり考えるなら、「自分のカード利用残額×15%」このぐらいは金利やリボ手数料で消えるのです。

 

残金200万で1年推移する場合。

(だいたい返して借りてになるので、残金は変わらずかむしろ増えます)

 

利用残額200万×15%=30万円。

利用残額300万なら、300万×15%=45万円。

 

けっこうな金額になりますよね?

かなり素敵な家族旅行ができるぐらいの金額です(;'∀')

 

でも、この金額に気づいていない人は意外と多い…。

それはなぜか?カードが複数枚にまたがっているから。

1枚あたりの利息やリボ手数料は安く見えるからです。

 

例えば、カード5枚で年間300万円を推移している場合。

 

・300万×15%=45万1年の利息やリボ手数料の目安)

 

・45万÷12ヶ月=3万7500円1ヶ月辺りの目安)

 

・3万7500円÷カード5枚=7500円1枚あたりの目安)

 

1枚7500円でも高いんですけど、、それほどの衝撃は受けないでしょう。

そして、その1枚の中で、さらにキャッシング(カードローン)とショッピングリボで内訳は分かれている。

・ローン(金利18%):4000円

・ショッピングリボ(15%):3500円

こんな感じになっていると、より大したことないように見えてしまうわけです。。

 

どのくらい利息やリボ手数料を支払っているか?

ざっくりの目安は「自分のカード利用残額×15%」と覚えておきましょう。

 

1年経っても、思ったより支払いが減っていないということありません?

それは、この15%の支払いだけで、元金が減ってないから。

 

もちろん、実際は、元金の支払いもしています。

だけど、また借りてしまうから元金は変わらずの状態になるのです。

 

これが、カードの支払いが終わらない原因です。

 

 

 

今ある支払いを完済したい場合。

 

・1ヶ月に支払う金額

・何年で完済するか?

この2つを明確にしなければダメです。

 

 

↑簡単にシミュレーションするなら、上記のサイトを使ってみましょう。

もし、これで「完済なんてできないな…」と思うなら、対策を考える必要あり。

 

・親族にお金を借りる

・金利の低いおまとめローンに変える

・債務整理をする

こうしたものを真剣に考えたほうがいいでしょう。

 

これをしないと、200万が300万、300万が400万とどんどん借金は増えますからね…( ;∀;)

 

 

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