司法書士の山口です。
「ブラックリストでクレジットカードが作れない」
「ブラックでローンが組めない」
こんな話聞いたことあると思います。
いわゆる金融ブラックというもの。
金融ブラックとは、「信用情報に傷がついた」状態を言います。
信用情報とは、カードやローンの返済記録が載っている情報のこと。
上の画像が実際のもので、これはCICの信用情報。
(個人情報欄消しているので余白多めです…)
この2つ目の画像は、JICCの信用情報。
信用情報は、カードの新規発行や、ローンを組む審査の際に利用されるものです。
この信用情報の記録に引っかかってしまう。
そうすると、カードが作れなかったりローンが組めないというわけです。
信用情報とは?
信用情報は、CIC・JICC・KSCの3つあります。
CIC・JICCはサラ金やクレカ向け。
KSCは銀行向けです。
例えば、CICが信用情報にマイナスのことを載せる。
そうすると、これに加盟しているA社やB社はCICのマイナスの記録を見る。
だから、A社やB社からお金を借りることができなくなる。
こんな仕組みですね。
信用情報に傷がつくのは、以下のような場合。
支払いを延滞したり、債務整理した場合です。
信用情報の取寄せ方法
信用情報は、自分で確認できます。
完璧な確認をするなら、CIC・JICC・KSC3つとも取寄せること。
①CICの場合
郵送・インターネットのいずれかで確認が可能。
※窓口での開示は、2022年1月26日から停止しています(コロナの影響)。
手数料は1000円。
インターネット開示が1番便利です。
②JICCの場合
こちらも開示手数料は1000円。
こちらもコロナの影響で窓口開示は一時停止状態。
郵送とインターネットのいずれかです。
本当に最近ですが、2022年9月2日から「スマホ開示」がスタート。
スマホでも信用情報を確認できるようになりました。
③KSCの場合
銀行専用の信用情報であるKSC。
こちらも窓口受付はなしで、郵送とインターネットのみ。
手数料は1000円です。
信用情報を取得できる人
信用情報は、基本的に本人からの申請。
対象者が無くなっているときは、相続人申請ができます。
(本人から委任を受けていない)家族からの申請は認められていません。
信用情報の取得を依頼することもできます。
任意代理人を立てれば、その代理人から取得も可能。
開示申込書の提出が面倒。
信用情報の見方が分からない。
ということもあって、うちの事務所でも取得代行は時々行っています。
カードの借金やローンがいくらあるか分からない。
整理できない…という場合も、取り寄せてみるといいと思います。
負債が全部まとまっているので便利ですよ(^.^)
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