司法書士の山口です。

 

「auの携帯代が払えていない」

「auペイカードの支払いができない」

 

auの電話料金やauペイカード。

いずれも返済が難しい場合には、任意整理できます。

 

auは電話会社さんの中では、一番対応いい。

docomoやソフトバンクより、任意整理の対応は全然いいです。

 

 

 

格付けするなら、

①KDDI(au)

②docomo

③ソフトバンク

といった感じです。

 

ちなみに、au PAY カードとは、旧au WALLET クレジットカードのこと。

2020年の5月に名称が変更されました。

 

・au WALLET クレジットカード→「au PAY カード」

・au WALLET プリペイドカード→「au PAY プリペイドカード」

 

 

 

 

 au電話料金の任意整理

 

・電話代金

・パケット通信費

・分割払いにした本体代金

・キャリア決済(auかんたん決済)利用分

これらを合算したauの携帯電話の利用料金に任意整理ができます。

 

au携帯の任意整理はKDDIが交渉相手。

普通に、5年(60回)の分割払いできます。

滞納30万円なら、30万円÷60ヶ月=月5000円払いのイメージですね。

 

電話回線が複数回線ある場合でも大丈夫。

任意整理する回線と、しない回線をチョイスできます。

今後もauの携帯電話を使用する選択肢も残せるのです。

 

 

(利用料の請求が番号ごとに分かれている場合)

任意整理したい番号だけチョイスできます。

任意整理するものは「解約」、任意整理しないで今後も使っていくものはそのまま自分で支払うという対応です。  

 

 

(まとめて支払いの場合)

任意整理したい番号を、「分離」して「解約」。

こうすると、その番号だけ任意整理できます。
ただし、すでに滞納していると、滞納分は全て支払わないと「分離」できず。
滞納分を払うのが難しいと、残念ながら全てを任意整理をするしか方法はありません。

 

この場合には、今持っているau携帯は使えなくなってしまう。

対策としては、ドコモやソフトバンク等他社への新規契約を検討しましょう。

 

「auの電話代払ってないのに、他社の回線使えるの?」

という不安はあるかもしれません。

基本的に、機種変は無理ですが新規なら基本的に問題ありません。

(未払いの番号を引き継ぐことは難しいが、新規番号を発行するのは問題ない)

 

ご心配であれば、任意整理する前に、新規で契約申込みをしてみると良いでしょう。

 

 

 auペイカードの任意整理

 

auペイカードは、auフィナンシャル(旧KDDIフィナンシャル)の発行。

クレジット事業なので、携帯電話とは会社を分けています。

そして、このペイカードの保証会社は、三菱UFJニコスです。

 

会社の名前がたくさんでてきて、少しややこしいと思います。。

要は、このauペイカードの任意整理は、ニコスが窓口です。

 

そのため、任意整理の和解基準は、ニコスに従うことになります。

ニコスは任意整理に優しい会社。

そのため、auペイカードの任意整理も難なくできます。

 

例えば、支払い残50万円ならが、5年分割の毎月8000円

任意整理後は利息の支払いはなし。

だから、50万円払えば終りです。

 

もちろん、繰上げ返済もOK。

毎月16000円の2倍のペースで返済すれば、半分の2年半で終わるようなイメージです。

 

例えば、auの電話代は普通に払えてるけど、au Payだけ払えていない…という方もいると思います。

こうした場合でも、au Payだけ任意整理して、au携帯はそのまま使用していけますのでご安心を。

 

 

 au電気も利用している場合

 

auは電気料金のサービスも行っている。

これをセットで使っている人もいるでしょう。

 

このau電気がある場合でも、任意整理は大丈夫です。

au電気の滞納分を支払えば、携帯電話を任意整理しても電気会社は変えなくても大丈夫です。

 

問題は、「まとめて支払い」になっている場合

この場合は、携帯料金の滞納分も、電気代の滞納分も、全て滞納料金は支払わないとダメです!

 

滞納分を払えない場合には、それこそ任意整理も全てまとめてする必要があり。

…ということは、携帯電話も電気会社もauから変えなければいけないということ。

「変えられるならいいけど、、そもそも他の携帯会社や電気会社使えるの?」

って疑問あると思います。

これ理論上は「難しい」って回答になるんです。

でも、実務上は「大丈夫なケースもある」という回答です。

 

ちょっと内容が細かいのと、正直個々人の状況にもよってくるので、明言はしません。

でも、電気代ぐらいは、任意整理の手続き中に調整すれば何とかなります

 

 

 KDDIと任意整理の和解

 

auの携帯電話料金の支払いについて、無事に任意整理が成立した場合の和解書がこれ。

 

 

この場合で、

・総返済額27万2890円

・返済期間は5年、60回の分割払い

・利息は0%(なし)での返済

・毎月の返済額は4600円。

・繰り上げ返済OK

といった内容です。

 

 

 任意整理とブラックリスト

 

任意整理をすると、信用情報機関(CICやJICCなど)に事故登録というものがされます。
俗にいう「ブラックリストになる」というものです。

ブラックリストになると、任意整理を始めてから5年~10年ぐらいは、下記のようなペナルティがあり。

 

・クレジットカードの利用やカードローンの利用(ショッピング含む)

・ローン全般の審査に通りづくなる

・賃貸契約時に、保証会社の審査に通りづらくなる

・携帯電話の契約時(新規・機種変)に、本体代金を分割購入できない

 

支払いがパンクして任意整理になってしまったので、

後払いを前提とする行為に制限がかかるというわけです。

 

ちなみに、61日~3ヵ月以上(規約による)滞納してしまった場合も、ブラックになります。

過去に、この期間、なんらかの滞納しているなら、すでにブラックです。

 

携帯料金を支払っていないで、自分でも気づかないうちにブラックになっている若者も多いとか。

もし、既にブラックなら、任意整理する上でデメリットもありません。

その場合は、早急に動いて、支払いをスリム化していった方がいいですよ。

 

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