こんにちは！
デンタルクリニックビジュー橘佳苗です。
今回は親知らずのお話を
というのは、、
昨日下顎の親知らずを抜歯しました。
いつもは親知らずを抜いている方なのですが、
今回は抜いてもらう方で
ということで、
今回は親知らずの抜歯について
私の実体験も含めて書いてみたいと思います。
1、親知らずとは？
2、何故痛くなるの？
3、痛くなったらどうするのか？
4、抜歯する時期は？
5、抜歯後はどうなるの？
6、私はこうなりました！！
1、親知らずとは…
前歯から数えて8番目の歯。
正式な名称は第３大臼歯と言います。
（智歯とも言います。）
通常生えてくる時期は、個人差はありますが、
18歳〜20歳くらい。
上下左右1番奥に一本づつあります。
生え方も
①まっすぐ完全に生えているもの
②一部のみ歯が見えているもの
③完全に歯肉や骨に埋まっていて見えていないもの
など、人それぞれ。
最近では①の完全に生えている方の方が珍しくなってきています。
また、②でも③でもなく、
元々親知らず自体がないという方もいます。
2.何故痛くなるの？
これには1、でお伝えした生え方が非常に大きく関わっています。
原因としては
①虫歯
②智歯周囲炎
③萌出の向き
①虫歯
完全に生えているものは
やはり1番奥に位置する歯のため、
磨き残しが多く虫歯になり、
痛みが出るケース。
一部のみ歯が見えているものは、
多くの部分が歯肉、骨に覆われているため、
磨きにくく虫歯になってしまいます。
また、親知らずが虫歯になると、
接している手前の歯まで虫歯になってしまい、
その手前の歯の虫歯が進行して痛くなる事も。
②智歯周囲炎
智歯周囲炎とは、親知らず（智歯）の生え方異常
によって手前の歯との間に深い歯肉溝（ポケット）ができたり、
一部歯肉が被っている部分に
汚れが溜まり、細菌感染を起こし親知らず周囲の歯肉が腫れ炎症を起こす事を言います。
真っ直ぐに生えていても歯磨きができていないと
炎症を起こします。
20歳前後の親知らずが生える時期になる事も
ありますが、それ以降も免疫が下がった時や
歯磨きがきちんとできていないと腫れて痛みが
出る事も多くあります。
炎症が強いと口が開かなくなったり、
顎や首の方にまで炎症が波及し（蜂窩織炎）膿がたまり
呼吸困難など命に関わる場合もあるので、
親知らずの炎症は甘く見てはいけません。
③萌出の向き
これは上の親知らずによく見られるのですが、
頬側に向いて生えてしまい
頬の内側の粘膜を傷つけてしまい痛みが出るケース。
またかみ合わせる下の親知らずがない場合、
上の親知らずが下がって来てしまい、
下の歯肉を傷つけて痛みが出るケースもあります。
長くなりましたが、
今回はまず基本的な親知らずについてでした。
次回は
3、痛くなったらどうするのか？
4、抜歯する時期は？
について書いてみます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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