オリジナル小説 大好きなあの人 16話 | kanaerukaiのブログ

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タイムボカンシリーズの考察や、二次創作を書いていきます!
好きなシリーズは、ヤッターマン、ゼンダマン、イタダキマンです

これからケロロ軍曹の二次創作も始めます!
夏美&ギロロペアをくっつけたい
原作ガチ勢なのでそこんとこよろしく!!

春が学校に向かうと、門の前で真央が待っていた


「あっ」

真央に気がつくと、春は後退りする


足はガクガク震えていた


真央はゆっくり近づく


「あの、ありがとう。あなたのおかげで私は自分の間違いに気づけたから。


これからは、咲久の彼女になれるように自分を高めようと思う」


真央はそういうと、前を歩く咲久のところへ走る


「手紙ありがとう。お前昔から感情のままに走る癖はあるけど、自分が間違えたとわかったらすぐに謝れるところはすごいいいと思う。」


「何年も付き合いあるのに今更嫌いになんかなるかよ」

咲久はそういうと咲久の頭をポンポンとなでた


「咲久ー」

真央は作の腕にしがみつく


(あの二人、別れたはずなのにすごい仲がいいんだな、、


当たり前だよね?幼馴染なんだし) 

私の胸がチクチクと痛くなった


「咲久無事で良かった!あれから体調は大丈夫なの?」

私は出ない声を振り絞る


「ああ、あれから母さんも家事手伝ってくれてるし大丈夫。ありがとな」

咲久は真央と楽しそうに話しながら、校舎に入っていく


(なんか咲久冷たくない?)

私はトボトボ校舎に向かって歩いた


階段のところで咲久が男友達と話している

「なあー咲久、お前春を避けてどうすんだよ」

男友達が咲久の背中を叩いた


「だって春は今めっちゃモテてるし俺なんか相手にされないだろ?


なんか急に可愛くなったし、彼氏とかいる可能性だってあるわけで」


咲久はそっぽを向く


春は階段の手すりをつかもうとするも、人差し指が折れていてうまくつかめない


春は階段の一番下の段から転ぶ


「キャッ」

幸いすぐに他の指で手すりを掴んだので、階段からは落ちなかった


二人は春の方を見る


「そういえば、春が怪我したのお前の元カノの嫌がらせだろ?俺みたし」

一人の男子が春を指差す


「えっ、マジなのか?」

咲久は春の顔を見た


「あっでも、ちゃんと謝ってくれたし。

親御さんからも治療費もらったから大丈夫」

春はニッコリ笑う


「ごめん、俺がちゃんとアイツのこと止められなかったから」

咲久は春を思い切り抱きしめた


「咲久ありがとう。私は大丈夫だよ」

春は咲久の頭を撫でる


その様子を階段のおどり場から真央がのぞく


(やだやだ、咲久の事あの子に譲りたくない。


咲久の気持ちを尊重したいけど、私だって咲久のことが好きなんだ


咲久のためを思えば身を引くのがいいことはわかってるのに、気持ちが追いつかない)


真央は体育座りですすり泣く