中学で運動部に入ってから
毎日カラダを動かすようになって
みるみる体力がついて、カラダも丈夫になって
小さい頃病気がちだった私は
どんどん元気になっていきした。

 
そんな私とは正反対に、子供を3人産んで
どんどん体力がなくなっていく母。
私が小さい頃からずっと
「胃が痛い」「お腹が痛い」「食欲がない」
と言っていました。
物心がついた頃から、子どもながらに
「お母さん大丈夫かな?」と思っていました。

そんな風に思っていた数年後のこと。
 
 
突然、末期ガンの宣告。

姉からの電話が鳴りました。
 
 
 
【見つかった腫瘍が悪性と言われたけど、
大丈夫だから】

 
余命宣告。
自分の家族に、そんなドラマのようなことが
起こるなんて、想像もしていないので

頭を何かバッドのようなもので
ガツーンっと打ち付けられたような気分。
 
 
 
そのとき私は、アメリカの留学先にいました。

 
 
しばらく家族が看病をしていましたが、
春休みを利用して、一時帰国。
一度手術をして、
痩せ細ったカラダの母と会いました。
自宅療養していたので、帰国している間は
母の体をさすったり、マッサージしたり
少しでも動ければ、とエクササイズを教えたり。

 
正直、末期ガンになった人には
体を動かす習慣をはじめてもちょっと遅いとは
今では思うんです。

でも、私ができることってこれくらいしかなかった。
無理してやっていてくれたかもしれない。
でも、そんな私に母が言ってくれたこと。
 
 
 
「こうやってマッサージしたり
運動を教えてくれるかなちゃんが
もっと近くにいたらいいのにな」
 
 
 
母は大学・大学院と家を離れて
夢を追いかけていた私を
誇らしく思ってくれたと同時に
寂しく思って、こう言ったのかもしれません。

 
私も、これを聞いて、

もっと近くにいたら、
もっと早く異変に気づけたかもしれない

もっとカラダのことをケアできる方法を
教えてあげられたかもしれない
 

と家族を省みず進んできたことを悔やみました。

 
 
私ができることを精一杯やるには、
あまりにも時間が短かったんです。

 
 
 
 

私の母は、51歳の若さでこの世を去りました。
私は23歳でした。

もっと生きたかったと思います。
いろんなところに行きたかったし、
食べたいものをたくさんあったと思う。

 
子育てに区切りがついて
これからが自分の時間!となるときに
病気やケガになってしまうのは
本当にもったいない。

 
カラダを整える、動けるように健康でいることは
後回しにしてはいけないことなんだ、って
私たち家族に教えてくれました。

 
それにね、

お母さんが、健康でいてくれることは
子供の願いです。
お母さんたちが無理なく体を整えて
元気よく動いていられることは
子どもにとっての安定剤になるんですよ。




【ちょこっと時間を使って
カラダを整えて、動かして、快適に過ごすこと】





【いつまでも健康でうつくしく、
動けるカラダでいること】





このことが
いちばん大事だと心の底から思っています。



私は母に、自分の手で伝えきれなかったこと
教えてあげられなかったことを
日本中のお母さんたちに
一人でも多くの女性たちに伝えていきたい。

 
そう思って、美トレを作り、教えています。
家族のように、近くにいる存在として
トレーナー・インストラクターさんたちが
美トレインストラクターとして活躍できる場所を
作っていきたいと思います。
 
 
私はろくに母親孝行ができなかったから。
大切な人を失って、病気やケガになってからでは
遅いことを痛いほど知っているから。

 
私の人生のできる限りの時間を使って、
家族や友人やお客様、多くの方に貢献できる
お仕事をしていきます。
 

健康であることより、大切なものはないです。
そのためには、動けるカラダづくりを。

 

忙しくても、ちょっとしたスキマ時間で
できるような簡単なエクササイズを
メルマガでも発信していこうと思います。

https://peraichi.com/landing_pages/view/bitorebook2

30代からの健康でしなやかな
ベストボディバランスをつくる 
美トレ主宰 井上かなえ