こんばんは

ご訪問ありがとうございます😊


話が色々前後してますが

こちらの続きです




ポンプはテルモ

輸液セットはJMS

あるあるの組み合わせ


挿管のカフって

昔は注射器で緩めきつめ調節してましたが

今は呼吸器に直接つなげて圧調整してるんですね…

(わたしが働いていたのがどんだけ昔かわかりますね)

吸引カテーテルもJMS

こらは昔と変わりないですねー



吸引のクローズドシステムは

自分の新卒の頃に出始めたんじゃないかな?

わたしは過渡期?で昔ながらの呼吸器外してやる方法と両方体験してます



さて

中枢熱があり、時々頻脈(洞性頻脈)になるものの

一応小康状態を保っていたため

一度家に帰ること

月曜日からのドイツ出張はそのまま行くこと

をこの日決めました

経験からなんとなく帰国まで持つような気がしてたんですが、ある意味賭けでした


夕方、上司と電話

母の病状の説明

父のこれからのこと

ドイツには行くこと

このときに、既に本部長間で話し合いがされていて

行く場合も万が一のことがあれば、費用は会社で待つので帰国するようにとのことでした

を報告し


そして、どうしても家族には話せなかった

わたしの気持ちを聞いてもらいました

長くブログでお付き合いのある方はご存知かと思いますが、わたしは現在医療関係の企業勤めです


ここからは、とてもセンシティブな内容になりますので

死に関わること、延命治療など

現在そういった話題に触れたくない方は

ここから先には進まないでくださいね




それは

母の人工呼吸器装着についてのことです



もし、父ではなくわたしが電話をうけていたら

違う判断をしていた可能性があるということです


父が電話で聞いた内容は大まかに

・くも膜下出血ですでに意識がなく治療も難しいこと

・挿管しているが、人工呼吸器をつけていいかということ


でした

もしこの連絡をわたしが受けていたら…


もう少し詳しい情報

どこからの出血、意識や麻痺といったグレードなど

確認した上で



父とは違う決断をしたと思います



もちろん回復の見込み云々という話もあるのですが

母が、母の実母(祖母)を看取った時の記憶が

わたしにあったからです


祖母が脳梗塞の再発で意識不明になり、同じように延命治療をするか問われた際

母の妹(叔母)と2人で相談の上

挿管も、呼吸器装着もしない決断をしたのです

そのとき祖父はすでに他界

そしてそのまま最期を迎えました


母と叔母は看護師なので、知っていたのです

呼吸器をつけて延命した先のことを


確かに、呼吸器をつければ

お別れまでの時間を持てることになります


でも、人工呼吸器はいちどつけたら外せません

それで状態が安定した場合

次に待っているのは気管切開です



…動くことも意志を示すこともできないまま命を繋ぐことを、母が望むとは思えないのです




なのでわたしがもし電話を受けていたら

人工呼吸器はつけないでほしい

会えなくても、それでいい

と答えたと思うのです




でも、父が

こうやってゆっくりお別れの時間を持てて良かったと

母との思い出を語るのを聞いて




もしわたしが先に電話をうけていたら

父に後悔させてしまったかもしれない…






…というこの4日間つっかえていた思いを

上司に打ち明けたのでした


上司にも高齢の父がいるので

医療業界の人間の気持ち

家族の気持ち

両方わかるので、話して良かったです




上司との話のあと

夫に父を車で家まで送ってもらってから

夫と子どもたちには外で夕食をとってもらい

わたしと母は2人だけの時間をすごし



駐車場から母のいる階を最後に目に焼き付けてからまだ日の長い北の大地をあとにしました



続きます