こんにちは

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こちらの続きです


病室に戻ると…

初日のモニター画像がないので比較を見ていただけないのですが

心電図モニターに変化が


具体的にはST低下と陰性T波というのものです

詳しい説明は割愛しますが

心臓に十分な血流が足りていない(心筋虚血)ときに起こる変化です

これは比較的見られる変化で

くも膜下出血後の交感神経興奮→カテコラミン大量放出による心筋障害または微小循環障害

つまり合併症のようなものです


意識がある方だと、これくらいSTが下がってると通常自覚症状がでるのに(胸が苦しいなど)

母は穏やかに眠るようにしているのが救いです

複雑な心境です…


あと、母の動脈瘤があった場所というのが

大きく脳の血流を分けた時、前側と後ろ側に分けられるのですが

前側は首から出ている血管で、いわゆる大脳半球に流れ

後ろ側は小脳や脳幹、視床といった深部の脳に流れる仕組みです

前と後ろの血流は交通動脈と言われる血管で繋がってます

うまくできてますよね…



母の場合、後方循環を司る血管に動脈瘤があったため、一気に呼吸まで影響が出るほどの症状だったのです


そして高熱・・・いわゆる中枢熱というものなので

感染性の発熱とは違います

ひたすら冷やすのみ

集中治療するような場合だと直接血液を冷やす機器もあるんですね


ただ

積極的な治療はしないものの

ケアはしっかりしてくださいます


と2時間ごとの複数人での体位交換

1人でもできないことはないけど、複数人の方が患者さんにもケアする側にも負担が少ないです

そして清潔ケアも毎日しっかり


おかげで母は見た目本当に穏やかに見えるのです❤️



父は、この日葬儀をどうすればいいか相談していました

母は生前より教会での葬儀を希望していたので

牧師先生に連絡をし、お願いと段取りの確認も

午後にはその牧師先生が面会に見えて、母はお祈りをしてくださいました


もちろん、父と母の思い出話をすることもとても大切な時間です


本当ならこの日父を一度帰して家で寝て欲しかったのですが

先週高熱を出していた娘の体調が微妙だったのと

翌朝7:30からテレカンがあったので

私と娘が家に泊まることになりました


家に帰ると、病院に運ばれてきた時に着ていた服が袋に入っていたのですが


どこにも汚れがなく、綺麗でした

これにはびっくり‼️


というのも、私自身脳外科の救急外来で

くも膜下出血の患者さんをお迎えすることは何度かあったのですが

だいたいすごい嘔吐で(噴水みたいにすごい勢い💦)衣服がこんなにきれいなことはなかったと思います


着ていたのがダンスの衣装だったのですが

(フォークダンスなので、フォークロア調のブラウス、スカート、ベスト)

ちゃんと脱がせてくださったようで、切られたりもなかったです


あと溜まっていた洗濯物を洗ったりしてたのですが

日記を偶然見つけまして

娘と少し読んだりしてました



続きます