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続きです
5/22 (火) DAY1
一夜明けて
母の状態は変わらず
看護師さんに医師からの説明を聞きたいことは
伝え済み
またその前に色々看護師さんに質問をしていたので
医療関係者であることも気づかれ
朝回診に見えた先生に画像も見せてもらいながら
説明を受けることができました
説明内容
- ダンス教室で急に倒れ、救急車で運ばれたこと
- 着いた時は既に呼吸が不安定で、気管内挿管をしてアンビューを押していたが、いつまでもそうしているわけにはいかないので
- 連絡がついた父に人工呼吸器を繋いで良いか確認の上装着したこと
- くも膜下出血のグレード5で手術適応ではないこと
- CTとMRIを撮影し、CTの出血箇所とMRI上の動脈瘤の位置が一致するので、この瘤が破裂したことで間違いないであろうこと
- 治療としては、輸液(補液)のみで積極的な治療は行わない
- 心臓が止まっても蘇生はしない
- どれくらい持つかは本人の体力次第
概ね、このような内容でした
以下補足です↓
くも膜下出血は、脳動脈瘤(これが最も多い)や動静脈奇形の破裂、または外傷により頭蓋骨の内側にある硬膜、くも膜、軟膜のくも膜と軟膜の間に出血します
これにより
- 脳のダメージが起きる
- 血腫による圧迫
- 脳脊髄液がうまく流れなくなる(水頭症)
- そして脳が損傷を受けたことで脳にむくみが生じ(脳浮腫)ることで、頭蓋内の圧力が上がるため頭蓋内圧亢進症状→脳ヘルニアといい進行すると生命を司る脳幹部が圧迫され死に至ることもある
- また、他の脳出血と違うのは、スパズムという脳血管が攣縮(れんしゅく・縮まること)が起き、脳梗塞を引き起こす可能性がある
治療フルコースの場合…
再出血を防ぐための治療
開頭し動脈瘤(こぶ)の根本にクリップをかけるor
カテーテルでコイルを動脈瘤まで運び、内側からこぶを潰すコイル塞栓術がメインです
カテーテルの方が侵襲が少ないですができる施設は限られるのと、こぶのサイズや形状によっては塞栓ができないケースもあります
脳室ドレナージ
出血によって脳脊髄液の流れが悪くなる場合、脳室に管を留置して、人工的に体外に流します
外減圧術
前述の脳浮腫によりおこる頭蓋内圧亢進を緩和するために、頭蓋骨の一部を切り取り骨を外した状態にする手術(骨は保管してのちに戻します)
薬物投与
脳浮腫を軽減するための点滴など
血圧コントロール
超急性期は再出血を防ぐためには高すぎてもだめ
スパズムを予防するには下げすぎてもだめ
あたりでしょうか
部屋に戻ると心電図モニターに変化が
(次記事で詳細)
そして昨晩のうちに書類を整理したのですが
入院手続きがどこまで終わってるのか???
とりあえず医事課に伺って
まだ出していなかった書類を記載し
高額療養費の手続きもすませました
(今回は病院側で関連データを確認する旨の同意書に署名すると申請不要でした)
高額療養費制度について
https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf
続きます