空を掴む少年
どうしてだろう
あなたの真っ直ぐな目線が怖い
空は青く澄み切っていて
僕はその下に倒れこむ
臆病で惨めで
あなたの手すら握れない
綺麗なものを見ると壊してしまうんだ
多くの命から
多くの悲しみが生まれ
生きていく希望は塗りつぶされ
でもあなたは笑う
無垢な瞳で世界を見る
隣に居ないで
僕を犯さないで
数ある命が
一斉に芽吹いて還り
孵り還り孵り還り繰り返し廻る
あのときの約束を覚えている?
手を握って指きりをして
失くした世界に誓った約束を
瞼を閉じれば痛覚
感じる破壊
僕を潤さないで
どうしてなんだろう
僕は今もヒーローになりきれない
衝動、理性、世界の涙
僕はその下に倒れこむ
今も昔も変わらないのは君だけだよ
あなたはそういって引き金を引いた
花は萎れ喉は枯れ
眠るベッドは今は無い
あなたは僕に何を求める
僕はヒーローになりくない
僕はヒーローにならなくちゃ
正義の影で僕は笑う
どうしてだろう
あなたの真っ直ぐな目線が怖い
空は青く澄み切っていて
僕はその下に倒れこむ
風の凪ぐ浜で
不確かなものを掴み取ろうと失った右手で空を裂く
独りの存在を知られたくて崩壊ギリギリまで掻き鳴らす
壊れ気な左 3フレット 脆く崩れるあの日の思い
酷い逆風でユラリユラリと 夢を掻き消されノラリクラリと
感性は独りで歩く
夕景に染まる世界
憶測だけが僕の砦
弱い部分だけ露に
衝動の根源は全て
あの日流した血の匂い
赤、白、青、黒
嗚呼 染められてしまいたい
再現不可能な淡色の空
言い逃した言葉は風の中に埋めた
黒いストラトにのせて僕らは無を歌う
掻き消された全ては廻る
忙しく回る世界の中で
僕はまだ誰にも気づかれない
戯れ気ない言葉に惑わされて黒色の海へと歩き出す
見られることを恐れながらそれでも僕は今日を歌う
視覚だけで感知しきった
思い違いだけのマリオネット
月夜に浮かぶダイアモンド
手を伸ばして光を掴む
寝言ばっか歌っている
煩いギター フィードバック
儚い憂い
嗚呼 染められてしまいたい
再現不可能な鉛色の妄想
あなたに綴る言葉は全て死にたがり
黒いストラトにのせて僕らは有を弾く
生まれる全ては何れ無へ
忙しく回る世界の中で
僕はもう誰にも気づかれない
Zero
おびただしい血は何も救わず
ただ まるで麻薬のように
狂わす 全て 繰り返し
夜が着たらまた思い出すの
この争いは何を生むの
憎しみすらなく殴りあう僕たちが
生み出すものは
ゼロ カケル ゼロ
苦しんだ彼らは何も得られず
ゼンマイ仕掛けの機械のように
ただひたすら泣く
昨日を思えばあの人を思う
この争いは何を生むの
悲しみすら欠如した僕たちが
見出す答えは
ゼロ カケル ゼロ
死にたくなるよ
あなたにもう一度
あって死にたい
背負った十字架が重いんだ
僕はもう疲れたよ
ねぇ誰か変わってくれない
もう嫌だ
観れるのだから
合計71℃
吹き登る風の旋律はワルツ 静止を求む僕の叫びは軽く 風に流れる君の唄は寂しく 四角形の儀式台は淀む 握る拳は硬く 溢れる涙は赤く 俯く僕は弱く 目瞑る君も弱く 掠れた旋律が羽根を作るよ 小さな小さな羽根を作るよ 僕の涙が枷を作るよ 硬い硬い枷を作るよ 「今日は飛べるかな」 君は無邪気に小首をかしげ 足場の無い虚無の世界へ足を放る 僕は止める事も出来ず ただ 泣きながら横に首を振った 袖掴む僕は震え 羽根失くす君も震え 抱き寄せる腕は強く 泣きじゃくる君は強く 掠れた歌声は絶望 震える二人は希望 繋ぐ手は愛情 紡ぐ言葉は存在 甘く切ない歌声が心潤わすよ 暗がりばかりの心潤わすよ 合わせた温度が絶望癒すよ 尽きなく果てない絶望癒すよ 「明日は飛べるかな」 君は震える唇動かし 自分の膝を強く抱き寄せて泣く 僕は慰められずに ただ 強く強く君を抱きしめるよ 「いつか飛べるかな」 明け始めた空 明日への合図 赤い目を擦りながら君は笑う 僕等は頷いて また いつもの世界へと引き返していく
9mm弾
僅か9mmの鉄塊が
彼等の命を絶ったんだ
でもただ殺したんじゃなかった
体の内部抉り壊して
苦しめながら殺していた
撃たなければどんなに苦悩しなかっただろう
甘い気持ちで引き金を引いちまった
こんなちっぽけな弾が彼等を殺すなんて
こんなちっぽけな物が彼等を殺すなんて
心にある僕等の銃には
何時でも銃弾装填されてて
小さな弾を彼らに向けて
浴びせていつか殺してしまう
最初は誰も思っちゃ居ないさ
自分が殺しをするなんて
でも 人は弱いから
僕も弱いから
自分を護る為弾は放たれる
僅か些細な感情が
彼らの命を奪ったんだ
でもただ殺したんじゃなかった
一人に向けて集団砲火
独りにさせて殺していた
放たなきゃどんなに苦労しなかったんだろう
軽い気持ちで引き金を引いちまった
こんなちっぽけな憎悪が沢山集まって
いずれ大きな威力で彼等殺すなんて
心にある僕らの銃には
今でも銃弾装填されてて
小さなコトバを彼等に向けて
浴びせていつか殺してしまう
最初は誰も思っちゃ居ないさ
自分が殺しをするなんて
でも 人は弱いから
皆弱いから
自分がう撃たれぬよう銃弾放つ
いずれ僕にも廻ってくるんだ
昔から消えないくだらない殺戮が
それを遅らすために
今も僕は銃弾放つ
いずれ君にも廻ってくるんだ
昔は君も殺していたのにね
それを遅らすために
今も皆銃弾放つ
