ピラミッドのあとの満月の夜
ホテルのビュッフェでシェアリングをして
翌エジプト９日目は
朝ご飯までは一緒だったけど
そこから帰国組と、砂漠ツアーに行く組と別れました
オシリス遺跡で共鳴して
ピラミッドで燃え尽きた私はちょっと風邪気味で
この日から徐々に食物が喉を通らなくなっていき
口数が減っていきました
車はバフレイアオアシスへ向かいます
そこまでダウンしていたつもりはなかったけど
この日一枚も写真を撮ってなかった
この日は素敵な温泉ホテルに宿泊
こんな鉄分たっぷりな温泉に水着で入ります
前に東北の鉛温泉で湯あたりしたことがあったので
私は少し温まったら早々にでてシャワーを浴びて
夕ご飯をパスしてもう眠ることにしました
移動の車でも寝ていたからか、寝過ぎのせいか
目を瞑るといろいろな映像が流れていきます
エジプト１０日目
ゆっくり眠って、朝にはだいぶ回復
梅のエキスとかを分けてもらったり
果物と少し食べられるものをお腹に入れて
黒砂漠 白砂漠 クリスタルマウンテン
アガバト山ビュー
月の砂漠 サンドボーディング
車を運転して運んでくれて、砂漠でテントを建てて、トイレも設置してくれて
食事を作ってくれて、演奏もしてくれたベドウィンの男の人たち
その演奏は神秘的で、宇宙と交信している音だった
こころはどんどん広がって溶けていく
2人ずつのテントの中で寝袋に入り
想像するとミイラが並んでいるみたい
深くゆったりと大地に抱かれながら眠りました
翌１１日目
十分充電できて目覚めました
みんな早朝に起き出して各々瞑想したりして過ごし
美しい朝日を浴びました
本当に素敵な時間だったなあ・・・・
朝ご飯を食べて片付けたらカイロに向けて出発です
朝は元気だったんだけど
途中のトイレ休憩で、並んでいたら
なんか気分が悪いなと思ったところで倒れてしまってました
ほんの少し気を失っていて
ザワザワと音が戻ってきて目を開けると
みんなが集まって見下ろしています
私は黒いタイルの床に横になっていて
助け起こしてもらい、支えれれて店内に戻ると
並べられた椅子に寝かせてもらいました
ゆっくり優しい手で手や足をさすってもらい
みんなが見守ってくれているのを目を閉じて感じていました
少し落ちついいたところで車でバスで出発
カイロで遅めのランチの予定でしたが
私を含め４人は食事をパスして先にホテルに入り休むことに。
ゆっくりとバスタブに浸かって温まり、
早々に眠ろうと目を閉じると、またいろいろな映像が流れていきます
古代のものじゃなくて現実に近い感じ
二重映しの現実のような・・・
そして倒れた時と見守られていたシーンは何度も蘇り
ぼんやりと感じていたのは
古代の出来事の上に現実が重なっているようで
それはいつかの人たちのまなざしに、愛に
見守られて包まれていたことを追体験しているかのようでした
旅の間、何度も ペルシャの人 と言われ
私はリアクション出来なかったんだけど
なんで知っているんだろう
と不思議な気持ちで聞いていました
ペルシャ、という音の響きは、聞くたびに
まるで呪文のように
薄いベールが開かれていってしまうようでした
同室の子が帰ってきて
私が、ぼんやりした頭で
ペルシャが、聖徳太子が・・と話したら
彼女も聖徳太子に縁があると
持ってきていた四天王寺の太子所縁のお香を
その場で分けていただきました
エジプト最後の夜に聖徳太子のお香。
１２日目帰国の日
朝から起き上がれて、髪も洗い、なんとかパッキングも出来ました
大丈夫だと思って朝ご飯へ向かうと
横移動、空間移動はちょっとふらつき有りで
ほんの少し食べれるものをつまみ、
空港でもまだ貧血気味で休み休み搭乗しました
飛行機が離陸し、少し経った上空で
あっ！とはっきりわかるほど
身体にはまった気がして一気に楽になりました
本当に無事に帰って来れて良かったです
帰ってからもしばらく休息が必要でした
最後は大変だったけれど
再度ブログに書くために旅を振り返ってみて
素晴らしい体験や楽しかった時間を思い出しました
ルクソールはカイロと空気感が全然違って
アドビス遺跡からアスワンの空港に向かうバスの中からみた
集落の人たちの日々の営みや風景ののどかさ
子供も大人もバスに向かってはにかんだ笑顔で手を振ってくれて
暖かい交流がありました
念願のエジプトにこのタイミングでこのメンバーで行けて幸せでした
いつかペルシャにも行ってみたいです
読んでくださってありがとうございます