今日もお読みいただきありがとうございます
嘘の平等信仰が
日本人を不幸にしている
まず、人間の価値は平等です。
それは間違いないです。
でも、現実の社会の中の
私たちは決して平等ではない。
私たちは、嘘を教わる。
社会の中で、人にはその人の
親戚とか、ご先祖とか、
職業でそれぞれの役割や立場がある。
差別がいいという話ではない。
差別をなくすのは当たり前。
ただ、現実をちゃんと見ないと
不幸になるという話。
現実と脳内の乖離が
人を不幸にする。
実際は、日本も階級社会です。
どの社会にも階層がある。
日本は欧米よりは
はっきりしていないけれど。
欧米では、職業やファミリーによって、
かなり何世代にも渡って区分けができている。
収入によって住む場所も分かれている。
自分が社会のどこに属しているのか、
海外の人はわかっている。
そして、
自分が属する集団を愛している。
だから、たまたま親や家族より
お金を稼ぐことができたとしても、
いきなり高級住宅地に引っ越したり、
高級車やブランドものを買ったりはしない。
仲間や親せきにからかわれるからだ。
欧米では教育レベルが高く高収入な層と、
そうではない層がはっきり分かれている。
価値観が全然違う。
急にお金持ちになっても、
価値観は変わらない。
子供の時から
本を読んでこなかった親は、
子供に本を与えない。
子供の時から
高級ホテルに泊まったことがない人は、
お金持ちになっても、
そこへは行きたがらない。
なぜなら、そこは自分や仲間が
嫌いな人々がいる場所だから。
何世代にも渡って、
高い教育を必要としなかった人々は、
その生き方に誇りを持っている。
そこには哲学があるのだ。
たとえば、「風と共に去りぬ」を読めば、
南部の人々が何を大切にして生き、
彼らには北部のヤンキーたちが
悪魔に魂を売った生き方をしているように
見える、ということがわかる。
私はどちらが正しいとは言っていない。
違いがはっきりしている、ということ。
「みんなが同じ」が
いいとは限らない。
日本人には、そういう哲学や思想がない。
価値観を共有する仲間もファミリーもいない。
自分が社会のどこに属しているかも
わからないから孤独で空っぽなのだ。
だから、
お金がすべて
になる。
どんな生き方をしようが、
どんな職業だろうが、
お金さえあれば
解決すると思い込んでいる。
その無知が不幸の元。
日本でお金持ちになりたい人は、
世界に復讐したいだけだよね？
そんな気持ちで、
幸せになれるわけないじゃん。
幸せになりたいなら、
自分にとって、何が大切かを知り
価値観をはっきりと持つこと。
お金ではない、大切なものが
わからないままで
満たされることは、
絶対にないのだから。
ーーーー次に続くーーーー
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