芸能界の崩壊に見る、昭和の価値観の終焉 | 【自由に生きる方法 】 高見かなえ

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考えることをやめた時点で人は自由を手放します。

私は常に檻の外にいたい。

そのために、楽しみながら考え続けます。

あなたにとっての「檻」はなんですか?

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございますニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

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芸能界の崩壊に見る、

 

昭和の価値観の終焉

 

 

 

 

私は昭和生まれだが、

 

男尊女卑が通用しない家庭で育ったので、

 

(両親は社会学専攻である)

 

その時代にしては

 

特殊な考え方をしてきたのだと思う。

 

 

 

 

昭和の日本社会で育ったので、

 

男尊女卑に毒されないことは

 

あり得ないけれど、

 

家庭の外の地域社会や

 

テレビの中の世界は異様だと感じていた。

 

 

 

 

 

まず、男が甘やかされ過ぎ。

 

 

 

 

大人の世界では、

 

地位や権力のある男が、

 

女や弱い者に対して

 

何をしてもいいと

 

思っているようだった。

 

 

 

 

 

大人なのに、男が幼児のような

 

振る舞いをして

 

許される異常な社会。

 

 

 

 

 

 

 

テレビの中では、番組の司会者が平気で

 

出演女性の容姿や年齢を揶揄するのを見ると

 

びっくりしたし、

 

 

お笑いタレントが自分より立場の弱い者や

 

女性に対して

 

いじめのようなことをするのは

 

見ていて不快だった。

 

 

 

 

 

 

だから、テレビや芸能界やお笑いに

 

興味を持たなかった。

 

 

 

 

 

家では、父がそんな風に

 

母や私に失礼なことを言うのは

 

許されなかった。

 

 

 

 

そんなの、当たり前でしょう。

 

 

 

 

大事な人を傷つけていいはずがない。

 

 

 

 

 

だから、芸能人って人権がなくて

 

奴隷みたいでかわいそう、と思っていたし、

 

当然、芸能界に憧れることもなかった。

 

 

 

 

 

テレビをあまり見ない私は、

 

クラスメイトと話が通じなくて

 

時々困ったけれど、

 

他に話すことはいくらでもあった。

 

 

その日にあった出来事や、

 

学校や友達のこと。

 

 

 

 

 

 

本当は、そんなことじゃなくて、

 

もっと大事なことを誰かと語りたかった。

 

 

 

 

 

「この社会がおかしいと思わないの?」

 

 

 

 

 

 

「なんで先生が子供に暴力をふるえるの?

 

  自分より小さい者に手をあげるなんて、

 

  卑怯だよ。」

 

 

 

 

 

 

「なんで痴漢がみんな捕まって全滅しないの?」

 

 

 

 

 

 

「なんで力のある少数の男に

 

 都合のいい世の中の仕組みなの?」

 

 

 

 

 

 

「なんで誰も声をあげないの?

 

おかしいじゃん。」

 

 

 

 

 

 

中学生の時、運動会で

 

「セーラー服を〇がさないで」の

 

替え歌を歌わされたときは、

 

作詞家の〇〇〇に対し、

 

「中学生に娼婦の真似事を強制するのか」と、

 

心の中は怒りと憎しみの炎で燃えていた。

 

 

(アイドルの彼女たちも同年代で当時中学生だった)

 

 

 

女性を社会的に抑圧し、

 

母親たちに生活全般を任せて

 

負担を負わせたうえに、

 

性の道具になれと言うのか。

 

 

 

 

 

求めすぎだよ。

 

 

 

 

甘えるのもいい加減にしな。

 

 

 

 

(作詞家だけを責めているわけではない。

日本社会全体に対して言っている。)

 

 

 

 

 

女性を尊敬し、大事にできないクズに

 

愛される資格はない。

 

 

 

 

東洋経済オンライン 記事

「日本人に感じる(性被害者の)当事者意識の低さ 

伊藤詩織さんの「勝訴」になぜ世界は騒ぐのか」

https://toyokeizai.net/articles/-/321942?page=3

 

 

 

 

 

 

今、やっと

 

弱者を搾取する異常な世界が

 

変わろうとしている。

 

 

 

これまで、勇気を出して声をあげた人たちは、

 

叩かれ、潰されてきた。

 

 

 

 

そのときも、保身と権力への迎合じゃなくて、

 

みんなで被害者を支え続ければ、

 

支配と搾取の構造が

 

こんなに長く続かなくてもよかったはず。

 

 

 

 

 

被害者だってここまで増えなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支配と搾取は

 

終わらせなくてはならない。

 

 

 

 

弱いのは、被害者ではない。

 

 

一番脆弱なのは、

 

弱者から尊厳を奪う必要がある、

 

病んだ加害者の方だよ。

 

 

 

 

ーーーー次に続くーーーー

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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