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【自由に生きる方法 ハワイ親子留学編】は、
私が子供二人と共に海外移住し、
シングルマザーとして
子育てを完了するまでの軌跡です。
ニュージーランド移住に先駆けて行った、
ハワイ親子留学の経験を、
当時を思い出しながら書いています。
【自由に生きる方法 ハワイ親子留学編】
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32.
アメリカ国籍目的で出産する日本人
息子の手を引いて小学校の敷地内に入ると、
校庭の一角の遊具で子供たちが遊んでいた。
3時には一日の授業が終わるので、
4時半過ぎの今は、
いつもより遊んでいる子供たちの数は少ない。
その日は、放課後にフラダンスの
レッスンがあったので、
参加している子は４時半まで残っていた。
息子は遊具の方へ駆け出していき、
小学生たちに加わる。
遊具のそばには、親子留学中の
日本人ママが二人立っていた。
「こんにちは」
私は挨拶する。
５年生の私の娘より2学年下の
アンナちゃん（仮名）の母親は、
いつも通り、マザーズバッグにしている
大きなエルメスのキャンバス地の
トートバッグを肩から下げ、胸の前には
斜め掛けのだっこひもにくるまれた、
生後一か月半の赤ちゃんを抱えている。
彼女はハワイで出産するために、
日本から大きなお腹を抱えて
2か月前に来たのだという。
アメリカ国内で出産すれば、
生まれた子はアメリカ国籍を
得ることができるからだ。
アメリカ国籍を持つ子供は、
アメリカで公立学校へ通うことができる。
つまり、留学の学費がかからなくなるのだ。
ーーーー次に続くーーーー
このストーリーは私の過去の振り返りです。
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