依存症に必要なもの | 【自由に生きる方法 】 高見かなえ

【自由に生きる方法 】 高見かなえ

自由に生きるためには、知性が必要です。
色んな価値観に触れた上で、自分が何を選択していくか。
既存の思い込みをどれだけ壊していけるか。
その勇気と行動の先に、自由があります。
自由でなければ幸せになることはあり得ないと思っています。

 

アルコール、ギャンブル、薬物、恋愛、セックス、買い物、虐待、摂食障害、宗教など、中毒や依存の対象は色々あっても、根っこは同じ。

 

無価値観、罪悪感。どこにも属していない、拠り所のない気持ち。

 

一時的な快楽で忘れることはできても、決して満たされることのない、心に開いた穴。

 

誰かに、何かに満たして欲しい。欠乏感を埋めて欲しい。

 

幸せになりたい、でも、どうしたらなれるのかも分からない。

 

時々、自分なんて存在していないかのように感じる。

 

何かに、誰かに救って欲しくて、すがりたくなる。

 

中毒の対象物や、人物とつながっていたいという渇望。

 

 

 

 

中毒の人に必要なのは、つながり、関係性。

 

 

自分がここにいてもいいと感じる、世界、社会、土地とのつながり。

 

家族や周りの人とのつながり。

 

自然や地球とのつながり。

 

 

その、全部のもとになっているのは、自分自身とのつながり。

 

 

 

 

失くしたと思っていた、本当の自分は、ちゃんと心の奥にいるよ。

 

つながりを、外に求めるのじゃなく、自分の中を探してあげて。

 

自分とつながれたら、いつでも、無条件に愛されていたことが分かるでしょう。

 

 

 

参考文献

河合隼雄「ナバホへの旅  たましいの風景」2005年 朝日新聞出版

 

参考記事

The Opposite of Addiction is Connection

https://www.psychologytoday.com/intl/blog/love-and-sex-in-the-digital-age/201509/the-opposite-addiction-is-connection