​親から子へ


思い返すとワタシが出会って来た傷付いてる人達は、ヒーラーをする前から沢山いて。


傷付いてるが故に、


他者を傷付けたり。

注目を浴びようと頑張ったり。

アイツには良い思いをさせたくないと意地悪したり...


困ったちゃんが沢山いた。


インナーチャイルドと言う存在を知ってから、インナーちゃんが傷付いてるが故の問題行動だったと知る。


このインナーチャイルドが傷付いてる人と出逢った一部を紹介しようと思います。




ある人は、

幼少期に人前で親に自分がした事を怒られ、自分は何も悪い事をしてないのにと傷付いた。

それが故に「自分は悪くない」の言動を起こす。


周囲の人の顔色を伺うようになり。

また家族以外を受け入れられず、

他人を信用出来なくて身内と他人を区別する態度を取る。

他人は何を考えているか分からないから怖いと思っている。


単独行動で攻められたくないから妹を使う。

一緒にやった事なら、自分1人責められないだろうと言う保身の策です。


その人は劣等感を優越感に変えたがる。

自分のハードルを上げられると自信はないのでめっそうもないと大人しくなるけど。


自分の自信のある部分になると、

「自分の凄さ」を見せつけようと張り合ってくる。


結局、他者から見ると辻褄の合わないことを自分がやってる事にも気付かずに、


「自分を傷付けないで!」、

相手が傷付いても

「自分だけは傷付きたくない!」と言った言動を起こす。


それでも、本人は自分は真っ当だ、

正当だと思っている。




また別の人は。

幼少期に親に厳しく躾けられた人。


あーしてはダメ。

こーしてはダメ。

はしゃぐな。

行儀悪いことをするな。

お父さんの機嫌が悪くなるからするな。

お母さんの機嫌が悪くなるからするな。


親の顔色を伺って育った。

誰かから見たら出来たお子さんで居ないとダメだった。

自由がなかった。

子供らしくいられなかった。

おちゃらけることも許されなかった。

管理されて育った。


その結果、親のいない所で悪い子になる。

人の嫌がる事をして笑う。

ムスッとした態度で対応したり。

皮肉染みた言い方をしたり。

鼻でふんっと笑ったり。


時には嘘泣きをして、

自分はなんて優しい人なんだと思わせたがる。


大人になってまでそんな演技までして、

"良い子"の呪縛から未だに逃れられず、

カチカチに固まった親の呪縛のバリアの中で生きているのを見ると気の毒でならない。




また別の人は、


幼少期に父親が不倫相手と姿をくらませた。

大好きなお父さんが自分達を捨てて、

家を出た事に彼女は酷く傷付いた。


親族が父親を連れ戻してから、

親の仮面夫婦を見てきた。


それでも、父親を嫌いにはなれなかった。

今まで自分達を愛して育ててきてくれていたと思っていたのに、裏切られた気持ちがいつの間にか自分嫌いになっていった。


ワタシが「自分のこと好き?」と彼女に聞いたら、「前はもっと嫌いだった」と。


彼女は自分の夫にも、その苦しみを言えないまま末期癌の余命1ヶ月でワタシに話してくれた。


父親と同じ癌で亡くなった。


亡くなってから彼女が時々、

夢に出てきてくれた。


夢の中で、ワタシは彼女が亡くなっている事を理解している。


彼女に、「今、幸せ?」と聞いてみた。


すると、「幸せやで」と笑って言ってくれたのが救いだった。


 


親が可愛い我が子に何故、

辛い想いをさせるのか?




親もそうやって育ったからです。

子供だった時の親も、自分の親に気持ちを分かってもらえなかったからです。


淋しいと言えなかった。

もっと愛して欲しいと言えなかった。

嫌な事を嫌と言えなかった。

やりたい事をやりたいと言えなかった。

好きな事を否定された。

買って欲しいと言えなかった。

もっと遊びたかった。

親の言うことは絶対だった。



親は自分が通ってきた道以外を知らない。

ただ、はみ出さないように生きて来た。



だから、

お前達もそんなことくらいでメソメソするなとか、

出来て当たり前とか、

子供の気持ちが分からない大人になってしまった。



負の連鎖はどこで止まるのでしょうか?



「自分を癒す」ことを知らないで、

腑が煮えくり返ったままで、


「いえ、自分は幸せなんで」と顔の半分で笑って見せて、


残りの半分は苦虫を噛み潰したような面持ちでいるのを無視して生きている人が居過ぎる。



辛いんです。私のことを分かって下さい。分かって下さいとしがみついてくる人。


ほっといてくれ!

お前に何が分かるんだと壁を作る人。


そうですよね!そうですよね!

あなた様の言う事はごもっともですと、人の機嫌を取って自分より他人を優先する人。


もらう権利はあるけど、

与える義務はないと自分だけ安全地帯を作る人。



いつまで自分を無視し続けるのか?

自分に鞭を打って、

「辛いなんて考えるな!」

「気のせいだ!」と走り切れたとしても、



「あぁしたかったな」

「もっと楽に生きたかったな」

「もっと広い世界で伸び伸びと生きるはずだった」と最期に後悔しませんか?



インナーチャイルドを癒さない限り、

何度も壁にぶつかります。



変わりたくない自分が居るからです。



飛躍したくない。させたくない。

幸せなんて自分には不釣り合いだ。

自分は愛される存在ではない。

知らない世界は怖い。

この壁を破るのは怖い。

失敗が怖い。

人に何を言われるか怖い。

信じない。信用するもんかと。



本来の自分の本質をすっかり見失ってしまったからです。



自分は一体、どんな子供だったのでしょうか?


本当は、好奇心旺盛だった?

本当は、カラフルな色が好きだった?

本当は、ユーモアがある子供だった?


いつの間にか、

親や大人、社会に潰されて本来の自分の良さが分からなくなってしまっていませんか?



自分と向き合う勇気を持って下さい。



本来の自分はどんな人ですか?



インナーチャイルドが癒されだすと、

自分にやりたい事をやらせてくれるようになって行きます。


自分は愛されている存在だと。

自分はもっと豊かさを受け取って良いんだと。


この先も、

拗ねさせたままで生きて行きますか?


少しずつインナーチャイルドを成長させて行きましょう😘