負の連鎖


ワタシの幼少期に傷付いた原因が、

大人になるにつれ理解が増す。


幾らひとり涙しても、

母に謝って欲しいと言っても、

母はずっと謝ってくれなかった。


決まって、

「あの時は、私はしんどかった」

「誰も助けてくれなかった」

としか言わない。


そのわけは、父方の祖母だった。


祖母は嫁に対して、

妊娠してようが重いものも持たせたり、こき使っていたらしい。


言われるがまま、

嫁として日常的にやらされていたのは。


今日中に家中の網戸を洗えとか、

拭き掃除をさせられるとかで、

肩が上がらないほど肩凝りと、

ストレスが溜まっていたようです。


祖母の生い立ちは、

奉公に行っていたと言う情報くらいしか知らない。


きっと、そこで祖母もこき使われ

虐げられたことがあったのかも知れない。

ただの推測。


自分が上の立場となった時、

何か抑えられない衝動になったのか、

逆の立場を味わいたくなったのか、

元々の性格もあったのか分からないけど。


祖母のストレスの矛先は、

父の腹違いの姉だったり、

父の兄嫁だったり、

ワタシの母だった。


小学生か中学生の時、

見たことのない祖母の写真を見つけた。


その写真の祖母は、

煙草を手に持ち、爪はマニキュアが塗られていて人相が悪かった。

その時代にしては、いきがってる様に見えた。


ワタシの知っている祖母の顔付きではなかった。

ちょっと、ギョッとした記憶。


「これ、マジでおばあちゃん?」

と思うくらい違った。


孫には、至って普通のおばあちゃんだったし、孫が生まれてから少しずつ状況も変わったせいか人相も悪くなかったし何も疑わなかった。


母の日記をこっそり見てしまった事があった。

祖母に何かで鼻で笑われたような内容だった。


ワタシは子供だったので、しれっとおばあちゃんにこんなこと書いてあったと言ってしまった。


母がこんな日記を書いてたことも

少しショックだったからか、

黙ってられなかったような。

祖母は「そうか」とだけ。


祖母のストレスは、母達に。

母のストレスは、子供達に受け継がれ、


ワタシのストレスは、弟に。

弟のストレスは、弟の中に留められて。

優しい子は、人を責めず自分を責める。


ワタシはワタシで、

「ワタシは良い子ちゃんじゃない」と、良い子とは真逆をして見せる。


いつも、弟を虐めていた。

虐めたところで何も変わらない。

ずっと腹が立っている。

ワタシの気持ちを誰も分かってくれない。


そんな負の連鎖は、

ワタシに限ったことではないと思う。


どこの家庭にでもある話。


周波数の低い人のやる事は、

人を虐げていく。

人のエネルギーを奪う。


祖母を恨んではいない。


母は、"何がなんでもやり遂げたるねん"と言う根性で家事も自営業の仕事もこなしてきたらしく、


その意識は、

お腹の中にいたワタシに引き継がれてしまったようです。



母のインナーチャイルドとコンタクトを取り出して母の浄化が進み、

やっと謝ってくれた。


ワタシは謝ってさえもらえれば、

自分の浄化が進むと思っていたんだけど、


違った。


ワタシのインナーちゃんは、

そんな謝り方では嫌だと言った😠



えっ? あかんの? ...か🙄

相当、根深いぞと。


それでも、母を気の毒に思ってしまう。

そんな自分もいた。



それから、先日の話。

父方の亡くなった祖母とコンタクトを取ってみた。


祖母は、

「今は随分気持ちが軽くなった。

 そして、母に謝っておいて欲しい」と。


ワタシは察して、

「分かった」とだけ伝えた。

先祖供養も進んでいるようだ。


母にその事を伝えたら、

「あの時は本当に肩が上がらなかった」と。



こうやって、負の連鎖は起きるんです。

大人になった自分は、もう昔の事だと思っていても。


やった方は忘れていても、

やられた方は傷となって忘れはしない。


昔はそんな事あったなと過去のことにしていても、

インナーチャイルドは忘れていない。

無意識的に反応して体現している。


ワタシが体験したことは無駄にはしない。

きっとこの仕事で役に立つと思っている。


ワタシの体験したこと以上の苦しみを味わってきた方もいるでしょう。


何らかの方法を探して、

自分に合った方法で、

自分の苦しみを解放していってください。


ワタシもまだまだ

自分を癒さなくてはいけません。


もっと今世を楽しむために。

自分の本質を取り戻さなくては😉