私は20代の半分を
オーストラリアで過ごした。
そんなつもりは全然なかったけれど
余りにも居心地が良くて
ついズルズルと…
仕事でオーストラリアに駐在していた
夫と出逢い、結婚。
会社から帰国の辞令が出て日本に戻ってきた。
今でも時々
彼が私を日本に連れ戻してくれた
と思う時がある。
私は彼と出会わなかったら帰国のタイミングを
見付けられずにいたと思う。
今の私の大半を形成しているのは
間違いなく あの日々。
あらゆる事に影響を受けた。
結婚してから10年以上
DINKSだった事もあり
旅行好きな私達は海外に遊びに行くことも
多かった。
夫は何度かオーストラリアを旅の候補に
挙げたが
毎回 私が却下した。
帰国をしてからオーストラリアの事は
テレビで観るのも
雑誌で見るのも
話を聞くのでさえ苦しくなった。
あの環境に当たり前のように自分が
暮らしていたんだと思うと
切なくなってしまう。
オーストラリアが大好き過ぎて
逆に近付けなくなってしまった。
今回、娘ちゃんの春休みを利用して
家族旅行を計画していた時
封印していたオーストラリア行きが再浮上。
今まで絶対にNO!だったのに
なんだか ふっと…
行ってみるのも良いかな。って思えた。
帰国してから今年で15年経っていた。
そして今、私は
家族と共にオーストラリアに来ている。
どう感じるのか、
自分の事ながら興味があったが
懐かしいわけでもなく、
新鮮!と感じるわけでもなく
不思議な感覚で毎日を過ごしている。
海外にいるのに特別な事に感じない。
きっと この感覚が
私にとってのオーストラリア。
日本以外に…
地球の裏側に
そんな感覚を与えてくれる国があったんだ。
