☆老人操法②(高等)☆

▽腰椎3番の突出の対処(可動性はある)

▽腰椎3番の突出の調整(可動性ない場合)

 

 

▽腰椎3番の突出の調整(可動性はある)

L3も

飛び出している方の

角度が

 

真上というのは

割に少なくて、

 

どちらかに

飛び出しておりますから、

 

飛び出している方の

膝の下に足を入れて、

足の甲を入れますと、

 

入れた程度で

L3が飛び出して、

引っ込みます。

膝を持ち上げると

もっと引っ込みます。

 

そういうのは

L3が

L4、L5を、

L4を下に

L5にくっつけている

L3の変化ではないんです。

 

こうやっても

こうやっても

変わらない、

 

飛び出していながら

変わらない。

 

そうやって、

L3自体も調べます。

 

L3が

ここで動くのは、

狂っていても、

 

こっちが飛び出したら

こっちの足、

 

こっちが飛び出したら

こっちの足を

こう曲げまして、

 

曲げて引っ張れば

治ってしまう。

<曲げた膝と同じ位の

股関節の外転角度を

伸ばした足もとり

伸ばした足を引っ張る>

 

だから

可動性のある

L3の狂いには、

足を曲げて

引っ張れば治る。

 

曲がっている逆か、

逆側の足を曲げたまま

引っ張ればいい。

 

 

▽腰椎3番の突出の調整(可動性ない場合)

今日の練習は、

L3が突出して

可動性が

なくなっている。

 

そういう場合における

L4の調整です。

 

L4を押さえて

治しても

保たないんです。

 

L3自体が位置を

保たないんですから

駄目なので、

 

仙椎自体を刺激する

ということが

始まりです。

(仙椎の模型で説明)

仙椎を腸骨が

こう押さえているのです。

この押さえているここを、

こう押さえているんです。

 

これをまず

剥がすように

押さえていきます。

この脇です。

 

外へ剥がすように

押さえて、

 

今度は中央へ寄せる

ように押さえていく。

 

左右、腸骨の間は

空間になっていますが、

ここに筋肉がありまして、

筋肉の位置が非常に強く

L5に影響しています。

 

これを外にこう開いて、

これをこう

中につまんでいく。

 

そこの

仙椎の二番の

ここの出っ張りを

刺激します。

<仙腸関節の

腸骨の出っ張りの

上後腸骨棘の部分から

外の部分

⇔お尻の上部の○を押す>

 

それから

もう一回

これからこう

押さえます。

 

それからその次に、

仙椎のここに

孔がありますが、

 

二番目の孔、

それから

四番目の孔

をまず見つけまして、

 

この周辺を

やったあとです。

 

こう押さえて

いっぱいに

押し切るんです、

(仙骨孔2・4番を押し切る)

まず。

 

ゆっくり、

いっぱいに押し切って、

そのところで

お尻をちょっと下げる。

 

そうすると

ゴソッっとはまるんです。

はい、結構です。

 

寝小便を治すときに

普段使うのですが、

 

寝小便を治す時は、

それをやると

L5がいきなり引っ込んで、

 

L4とL5が

きちんとしてくる。

 

仙椎の周囲を

刺激しておいてから

 

L2をやると、

L4が治るんです。

 

先に

仙椎の四番の孔を

ガンと入れておいてから

 

L2に行くという

順序を踏めば、

L4が変わってきて

 

L3の位置が

自動的に上がってくる。

 

だから

それをやる前に

L3を少し刺激

しておいて

やればもっと早い。

 

これが<勢い>を

調整するうえの

重要な操法であります。

・・・

仙椎二番のショック、

それから順々に

硬結を追いかけていくと、

S2から外側にこう回って、

 

一旦下がって、

腸骨の縁を通って、

L4の四側に行きます。

これは<呼吸活点>

のそれで、

(L4四側⇔呼吸器活点

⇔ウェストライン骨盤の

 一番高い部分)

 

呼吸の苦しい時は

その経路を、

S2からこう通って、

L4に至ると

呼吸が急に楽になります。

 

そこで呼吸活点と

言っておりますが、

 

そういう

今の前提の処理があって、

 

呼吸というよりは

<気勢の操法>

だというように

お考えになっていれば

正確だと思うのです。

 

どうぞ、

一回やりあって

頂きましょう。

 

これは触手療法で

言っております

<生気づけ>

という方法でして、

 

お尻の筋肉を

上にあげて

愉気することなんです。

 

気勢が上がらなくなると、

お尻が下がってくるんです。

 

これをやったあと、

S2をグッと

ショックする事は、

 

この操法でやる

<勢いづけ>の特徴です。

・・・

ただ、

自分の腰に勢いない人は、

がッと自分では

押したつもりなのに

相手にちっとも

響かないんです。

・・・

こっちに勢いのある時は、

相手のそれを

弱く感じるのです。

 

だからどうしても、

強い方が弱い方を

操法するという

ことにしませんと、

 

がッといったときに

指を狂わして

しまうことがある。