こんばんは。トモエサヴール代表 チョコレートソムリエのさつたにかなこです。
あれこれしているうちにあっという間に夜も更けてきましたが、明日は、日本橋英国展パート2にて、
英国チョコレートのご紹介をさせていただきます。10時半からの営業です。どうぞお立ち寄りくださいませ。
明日ご紹介するチョコレートの中で、限定販売、日本初上陸のもう一つのチョコレート、パンプストリートベーカリーチョコレートの「グァテマラミルク」。このチョコレートの味を食べたことで、より、「ミルクチョコレートの味わいの幅広さと可能性」を感じています。
(※本当に少量しか入っていないので、どうしても欲しいという方はお早目にお願いいたします、、本国にもほとんど残っていませんでした。)
こちらは、中米グァテマラのカカオを使用した、64%とハイカカオのミルクチョコレートです。ダークチョコレートにもできるくらいのカカオ成分を含んだミルクチョコレートですね。
そして、産地グァテマラの中のアルタベラパス県の国立公園の中にあるLACHUAという湖がある場所の農業組合のカカオを使用しています。この国立公園の保護活動のプログラムの一環として、ここでカカオが栽培されています。
このカカオを育てているのは、マヤ語族の中のケクチ族という人々。トウモロコシとカカオを育てて、ほとんどの農家では電気も電話の電波も届かないような場所で、自給自足的な生活をされています。
そのような秘境のような場所で栽培されているカカオですが、品種に関しては、トリニタリオ・アマゾンフォラステロタイプ・アメロナードタイプ、ナシオナル種など多くの品種を栽培しています。
2017年、カカオペラパスという団体によりサポートが開始され、3つの小規模農家団体と関係を深めていき、発酵・乾燥を一律してチェックコントロールできる仕組みを作り上げてきました。
まだ、スタートしたばかりですので、まさに今このカカオの品質の向上のために、動き出したというところです。
とはいえ、すでにそのカカオにはきらっとひかる味わいが。
明るいパープル色を連想するような、やさしい果実感と心地よい酸味、そして甘いコンポートのようなフルーツ感へとつながります。大人のフルーツ牛乳という感じ?でしょうか(笑)
ぜひミルクチョコレートもいろいろ食べ比べをしてみてほしいのですが、すっきりとしたエクアドルダークミルクや、ミルキーで優しいマダガスカルミルク。どれも違う表情があります。
食べ比べたときにはじめて「!」と自分の中でひらめく、経験を通して理解する、わかった!と感じる体験はとても楽しいものですよ^^
それにしてもカカオは面白いですね。
みんな同じように見えて、本当に全然違うんです。