今年6月28日に国土交通省より、完全キャッシュレスバスの実証運行を実施すると発表があり、公募を行い候補路線の選定が行われていましたが、
本日これら候補路線が決定され18事業者29路線を選定、神奈中からは【平15・平16】系統が選定されました。
深刻な運転者不足等が背景にあり、バス路線の減少するなど深刻な影響も出ているため、まずは利用者への影響が小さい路線を中心にバス事業者が実証運行を始め課題や効果を検証するものです。

神奈中では今年11月上旬から実施する予定(平塚営業所管内)。

系統 起点 主な経由地 終点 距離
平15 平塚駅南口 南口循環 すみれ平
商工会議所前→松風町→すみれ平→袖ヶ浜→湘南海岸公園前→商工会議所前
平塚駅南口 4.20km
平16 平塚駅南口 南口循環 湘南海岸公園
商工会議所前→湘南海岸公園前→袖ヶ浜→すみれ平→松風町→商工会議所前
平塚駅南口 4.20km


国土交通省サイト記事リンク:完全キャッシュレスバスの実証運行の実施路線を選定しました! 、 完全キャッシュレスバス実証運行の選定結果(PDF)

平塚市地域公共交通活性化協議会の会議録が公開されています。
これによると今年度中に小田急線 東海大学前駅南口ロータリー内に新たなバス乗り場が新設されることに伴い既存のバス路線を再編、
『平塚駅北口~東海大学1号館経由~東海大学前駅南口』を結ぶ新たな運行ルートが誕生する予定で検討されています。

検討内容は、現在運行されている以下の2路線を再編(秦野営業所運行路線)。
【平73】 平塚駅~広川~東海大学
【平77】 平塚駅~市民病院前~東海大学

これら2路線の金目駅バス停を出発後に南金目交差点を右折、堀町、みずほ小学校、塚越古墳、東海大学1号館前、東海大学前駅入口を経由し「東海大学前駅南口」に向かう運行ルートとなる予定で、
堀越古墳~東海大学1号館の間にバス停を2か所設置予定。
これにより平73・平77の北金目入口、青柳、東海大学正門前、東海大学バス停については乗り入れを終了。
また、伊勢原営業所担当の【巻12】鶴巻温泉駅南口~東海大学線が減便予定です。
秦野担当の【秦40】東海大学→秦野駅行(平日6:19発)については記述は見当たりませんでした。

これとは別に、平塚市地域公共交通網形成計画に基づく今年度の施策実施状況も公開されており、
ノンステップバス(EV車両)を5両導入予定とあります。これは昨年12月に公開された電気バス導入促進事業の費用と一致する台数です。

平塚市サイト記事リンク:平塚市地域公共交通活性化協議会 、 平塚駅北口~東海大学前駅南口バス路線の再編について(PDF)
当コーナー過去記事:平塚市-電気バス導入促進事業

秦野市の生活交通改善事業計画(バリアフリー化設備等整備事業)(案)によると、
秦野市ノンステップバス導入促進事業計画として大型車両11台の補助が計画されています。

あくまで案ですが、2025年度は大型8台が、2026年度は大型5台、中型5台の計画が記載されています。

秦野市サイト記事リンク:生活交通改善事業計画(バリアフリー化設備等整備事業)(案) (PDF)

 

厚木市サイトにて令和6年度 第1回厚木市地域公共交通会議の概要が公開されており、
「今年度は15台のノンステップバスの導入を予定されている。」との記述があります(導入補助3台分が出ている模様)。

7/24付の当コーナーで更新し、廃止の意向を示している【平54】、【厚94】の2路線については、
土曜日1本の運行で路線退出は致し方ないとの市の考え。荻野運動公園経由は催事運行として路線を残せないか打診中。

厚木市サイト記事リンク:令和6年度 第1回厚木市地域公共交通会議 概要(PDF)
 


藤沢市より生活交通改善事業計画概要が公開され、令和6年度のノンステップバス車両導入促進計画が掲載されています。
これによると、今年度のノンステップバス補助は藤沢市で合計18台(車長9m以上)を予定し内訳は、
 

神奈川中央交通:大型11台
江ノ島電鉄:大型7台
とあります。

藤沢市サイト記事リンク:生活交通改善事業計画(バリアフリー化設備等整備事業-ノンステップバス)(PDF)