甥っ子は自閉症スペクトラム+重度知的障害です。

体は健康なので年齢と共に成長していくのですが

精神的な成長がそれはそれはゆっくりだったりします。

大きいけれど、多分、精神的には2歳児ぐらいです。

会話もできなければ、おむつも取れてません。

 

私にとってはそんな甥っ子も可愛いし大好きなんです。

この子はこの子で少しずつ変わっているとは思えるんですが

周りから見ると障害を持ってる子としか思われないので

そういう意味で特別な子という目で見られるんだろうなと…。

 

姪っ子は中学生。中学では弟がいることを隠してるそうです。

もちろん嫌いじゃないし可愛いと思うんだけど

やっぱり周りには恥ずかしくて隠したいと…。

うーん、これは姪っ子を叱るとかではないんだろうなと

ちょっと複雑な心境になりました。

 

そんな姪っ子の夢は「言語聴覚士」

七夕、いつも短冊に書く姪っ子の願いは

甥っ子が話せるようになりますように…。

姪っ子は姪っ子なりに弟のことを思ってはいるけど

中学生って周りの目を気にするのは当然で

自分をよりよく見せたいお年頃でもあると思うんです。

みんなの輪からははみ出したくない気持ちもあるのでしょう。

そんな世界で生きてる姪っ子にとって、

特別な弟はやっぱり難しい存在なんだろうなと思います…。

思春期ですしね。今は新しい世界で溶け込むのに必死なのかも。

全てのことを受け入れてもらって生活することは

中学生の世界では、ちょっとまだ厳しいかもですね。

 

いつか弟のことを堂々と言える優しい世界で

姪っ子が過ごせたらいいなぁと思います…。