We wish a merry Christmas』は歌を聴いてくれる相手へクリスマスと新年を祝うイギリスで作られた歌です。

 

いわゆるクリスマス・キャロルと呼ばれるもので、キャロル(carol: 英ˈkær.əl/ 米 ˈker.əl/)とは、

幸せな歌、宗教の歌で、主にクリスマスに歌われ、「クリスマス・キャロル」と使われることが多いです。

 

歌う場所は家だったり、近所だったり、学校だったり。

家族にだけでなく、お友達や大切な人に心をこめて歌います。

 

歌詞には大なり小なりバリエーションがあり、今回は以下のYouTubeに沿って歌詞和訳してます下矢印

 
全英語歌詞を記載してますが、繰り返し部分は所々和訳を省略してます。
 

タイトル: We Wish You a Merry Christmas  

 

・wishshは口をすぼめて短く軽くシュゥという感じでそのままyouとaを続けて歌ってください。wish you a⇒wishua。

 

" We wish you a merry Christmas, we wish you a merry Christmas,

We wish you a merry Christmas, and a happy new year. "

私達は楽しいクリスマスを願います、幸せな新年を願います。

 

賛美歌みたいに複数人で歌うのでweですが、I に言い換えて歌ってもいいです。

 

"Good tidings we bring to you and your kin"

あなたとあなたの家族に幸せを祈ります

 

good tidings= blessing≒happyness。

 

・tidings はnewsで、宗教では神からの言葉、そこから神からのよい言葉⇒祝福⇒幸せとなったりします。

 

・kinは家族(祖父母、父母、兄弟姉妹)と親戚を合わせたグループの古い言い方です。

 

クリスマスソング以外では、法律用語的に(ones's )next of kinで(1番の)近親者という意味でよく使われ、親であったり、配偶者や子であったり、叔父叔母や従姉妹だったりします。

 

たまにkingと言うイギリス人もいますが、そう習った人で、kinがオリジナルだそうです。

 

直訳すると、『我々がもたらす祝福をあなたとあなたの家族や近しい血縁者に』ですが意訳してます。

 

"We wish you a merry Christmas, and a happy new year."

 

・and a もanda(アンダッ)と最初の部分以外は強調しないとそれっぽく聞こえるかもです。

 

"Oh, bring us some figgy pudding, Oh, bring us some figgy pudding."

いちじくプディングを持ってきて

 

figgy[fɪɡ.i]はイチヂクの。発音注意ください注意フィギィではなく、フィィです。

 

・pudding[ˈpʊd.ɪŋ]とはデザートの1種で、日本の卵と牛乳と砂糖で作っているプリンとは違います。発音も英語だとプディングです。

一般的なイメージのプディング下矢印

材料は色々異なり、形も違うので、ケーキと言い換えてもいいかもしれません。
 
その中でfiggy puddingは、Christmas puddingと今では歌以外では呼ばれる、イギリスの伝統的なドーム型クリスマスのケーキです下矢印

いちじくプディングと呼ばれてますが、今はレーズンなどほかのドライフルーツが使われているイメージが多いそうです。
 
当時高級だったいちじくをプディングにして貴族が食べていたと諸説あり、
いちじくを使ったプディングのレシピもあります下矢印

 

 

他にもクリスマスプディングを本格的に作るのに4週間お酒と一緒に漬け込んだり、suet [ˈsuː.ɪt/suːt] (牛や羊の肋や腰あたりの脂)を入れたり(現在は植物油で代用可)と、日本では想像がつきにくいレシピのようです。
 
食べる直前にテーブルに持ってきて目の前でフランベをしてアルコールを飛ばすそうです。
(ドラマ: ダウントンアビーS2E9より)
その後にフォークでプディングを崩しながら願い事をしたり、
コインを入れて口に入ったら当たりと家によって食べ方も様々。
 
いちじくプディングはaquired taste(珍味)とも言われ決して人気は高くなく、昔の祖父母の家で食べたことがあるや、食べたことないというイギリス人も少なくないようです。
 
ちなみにアメリカ・カナダの北米では誕生日にケーキ、クリスマスにアップルパイなどパイを食べる家庭も多いようです。
 
歌詞に戻って歌い方としては、
bringus、someとfiggyをくっつけ、
bringus somfiggy pudding 
somfiggyを弱く、puddingに力を入れて
『オ()・ブリンガスサマフィギプ・ディングルンルン』的な感じで歌ってください。
 

"Oh, bring us some figgy pudding, and bring it right here."

いちじくプディングをちょうだい、ここにもってきてよ

 

昔は貧しい人がお金持ちの家に行って歌ってプディングなど食べ物をもらってましたが、今は何も考えず歌っているよう。

 

"Good tidings we bring to you and your kin.

We wish you a merry Christmas and a happy new year"

 

"We won’t go until we get some, we won’t go until we get some

We won’t go until we get some, so bring it right here!"

プディングをもらうまでここにいるよ。だからここにもってきて!

 

"Good tidings we bring to you and your kin

We wish you a merry Christmas and a happy new year"

 

"We all like our figgy pudding, we all like our figgy pudding

We all like our figgy pudding, with all its good cheer!"

みんないちじくプディングが好き、幸せいっぱい!

 

cheerはここでは幸せ。

 

"Good tidings we bring to you and your kin

We wish you a merry Christmas and a happy new year"

 

"We wish you a merry Christmas, we wish you a merry Christmas,

We wish you a merry Christmas, and a happy new year."

 

以上です。少しでも英語理解のお役に立てれば幸いですニコニコ

よろしればダウントンアビーシーズン1・エピソード1の解説あります下矢印