アメリカの黒人歌手、Edwin Hawkins版のゴスペルOh Happy Day を和訳しました。

理解するに当たって、長い前置きします。
 

この曲は実はアレンジのアレンジでした電球

 

まず、アメリカ人の黒人歌手エドウィンは、イギリス人でキリスト教プロテスタント牧師のPhilip Doddridge賛美歌 (hymn) "O Happy Day"からOh Happy Dayアレンジしました。

 

ここで、ゴスペル賛美歌の違いは何か真顔

 

gospel: 神の言葉・教え
hymn: 賛美歌(gospelを歌にしたもの)
gospel music : 賛美歌の一種で、奴隷制に苦しむ黒人がアレンジしたのが起源といわれる、賛美歌より繰り返しが多く、テンポも早いです。
 
映画 "天使にラブソングを1"で、最初の方に出できたゆっくりとした歌がhymn
ウーピー・ゴールドバーグのシスター・メアリーが使ったのがこのgospel musicです。
 
ゴスペルと言われていたのはゴスペル音楽のことで、ゴスペルという言葉とは厳密には違いがあります。(ただし、英語でもgospel musicgospelと省略して言ったりしてます)
 
キリスト教の牧師・フィリップが賛美歌作りに聖書のある一節を引用してアレンジしたのがO Happy Dayです。 
 
以下引用された聖書Act 8の一部から。(かなり内容を省略してます)
 
(注意 聖書自体も色んな言語・解釈があるため、参考程度でお読みください。)
 

Then Philip began with that very passage of Scripture and told him the good news about Jesus. 

(聖書について学んでいたエチオピア人の宦官に尋ねられた十二使徒の一人である) フィリポは聖書のその一節から始めた。ジーザスについての"いい知らせ"を説いた。

 

As they traveled along the road, they came to some water and Philip baptized him. The eunuch went on his way rejoicing.

その後、道を進み、二人が水辺にたどり着くと、フィリポがエチオピア人宦官を洗礼し、宦官はその後、幸せでした。

・Philip(the Apostle:使徒)はフィリポの英語発音名。フィリップ牧師はもしかしたら自分の名前からこの説を引用したかもしれません。
 
・passageは一節。Scriptureは聖書。 
 
・good newsは、つらいことがあった時などの後に聞くいい知らせ、ここではいい知らせとは神の言葉教えです。
 
・go on one's way = continue。
 
・rejoiceは喜びや満たされること感じること・見せること。
 
つまり、

聖書 (Scripture) とは、

=神の教え (gospel) であり、

=いい知らせ (good news ) でもあり

 

賛美歌 O Happy Dayゴスペル音楽 (リピートを増やし、テンポを早く)にしたのが、
今回の"Oh Happy Day"です。
 
前置き長かったですが、聖書を理解して歌詞を理解すると、また意味合いが変わります電球

 

  title: Oh Happy Day

  ああ、幸せな日

 

Dayは基本加算名詞として区切られた時間ですが、不可算名詞として日中の日の指す間の時間という意味や、概念してのhappy dayとして意味。
(教えを受けた後に洗礼し罪を清められた)幸せな日、です。
 

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、幸せな日

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、幸せな日

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

・wash は水などを使っての清める洗礼を意味しますが、洗礼を知らない人は普通に罪が綺麗さっぱりなくなったキラキラくらいの感覚かと思います。
 
 

Oh, when He washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

直訳すると、ああ、ジーザスが(私の罪を)清めた時、もしくは日

 

 

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

He washed my sins away (Oh, happy day)

ジーザスに私の罪を清められた

・sins なのは、通常生きていると罪は一つだけではないということから、複数です。

 

洗礼は生まれて間もなく受けることがありますが、聖書の一節だと大人が受けたので、sinsになります。
 
 

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、満たされた日

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、満たされた日

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、満たされた日

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められ

Oh, when He washed (When Jesus washed)

ああ、ジーザスに清められ

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

He washed my sins away (Oh, happy day)

ジーザスに清められた

Oh, it's a happy day (Oh, happy day)

ああ、なんて今日はありがたい日だ。

がついて、現在形のit isから、この日→今日のこの日とも読めます。

 

washedの後にit isですが、完全に清められてwashed、そして今の今日がhappy dayとも言えます。
 
文法的にはhas washedかもしれませんが、完全に罪を清められ、罪から切りさなされたという感じがwashedに出ていますハサミ
 
 

He taught me how (He taught me how)

ジーザスに教わった

To watch and fight and pray

見ること、戦うこと、祈ることを

・watch は観察すること。見方を変えたというニュアンスでしょうか。
 
・ fightは身体を使っての戦いだけでなく、心の弱さへの戦いや、自分の中で乗り越えなければならない何かと戦うことなど。
 
 

Watch and pray

見ること、祈ること

And live rejoicing every day

毎日喜び生きること

Every day

毎日

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、幸せな日

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、幸せな日

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

Oh, when He washed (When Jesus washed) 

ああ、ジーザスに清められた

When Jesus washed (When Jesus washed)

ジーザスに清められた

He washed my sins away (Oh, happy day)

ジーザスに罪を清められた

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、なんと幸せな日

He taught me how (He taught me how)

ジーザスに教わった

To watch and fight and pray

見ること、戦うこと、祈ることを

Watch and pray

見ること、祈ること

And live rejoicing every day (Good god)

毎日を喜びに生きること(ああ神よ)

Every day

一日一日を

Oh, happy day (Oh, happy day)

ああ、知らせを受けた(ああなんて幸せな日)

Oh, it's a happy day (Oh, happy day)

ああ、今日がその喜ばしい日だ(ああなんて幸せな日)

Oh, lord (Oh, happy day)

ああ、主よ(ああなんて幸せな日)

Mmm, good God (Oh, happy day)

(あなたの偉大さに)ただ驚き(ああなんて幸せな日)

・good God は驚きという意味。

 
歌詞はここまでですルンルン
 
上記の歌詞から少しアレンジされた"天使にラブソングを2"の映画の方の歌詞では、a happy dayがなく、以下のようになってます。  

 

(前略)

 

 

When Jesus washed my sins

私の罪は清められた

My sins away

罪が清められた

I'm talking about that happy day (oh happy day)

(清められた)あの幸せな日についてお話しします

 

ここでは(清められた過去に起きた)あの幸せな日

 

 
(中略)

 

 

I'm talking about the happy days (oh happy day)

私はこれまでにあった幸せな日について話します。

theがつくことで過去に実際にあったこれまでのhappy days。

 

 

C'mon and talk about the happy days (oh happy day)

ほら、幸せな日について話しましょう

 

聞き手らの幸せな日をたずねています。

 

 

Oh, oh, oh happy days (oh happy day)

幸せな日よ

Ooh talking about happy day (oh happy day)

あらゆる幸せな日について話しましょう

 

全世界に向けての映画なので、洗礼とか知らない人向けに歌詞が変更されたかもしれません。
 
以上です。少しでも英語理解のお役に立てればですほんわか
下矢印もよろしければ覗いてくださいルンルン