アメリカのLAを舞台にした三家族がおりなす人気シットコム(コメディドラマ)、モダンファミリー 前回↓からの続きです。

 

ようやくこのエピソード、今回で終わりです照れ
映像だと100倍以上面白いので是非観ていただけたらですスター
 
これ以降からネタバレになるのでご注意ください注意
 
未発表の新作のミステリー小説で、トリックのミスを見つけてしまったCamPhilは何とか代替え案を見つけようとしていたところまでのが前回、
笑顔で作家の所へ駆け寄るところからスタートします。
Cam: Mr. Hastings, we did it.
Hastingsさん、やりました。
 
Cam: We made it to the caboose and back without being seen. Your book works.
誰にも見られることなく乗務車へ行って戻れました。あなたの本は問題なしですよ。
 
Hastings: I can't believe it. Are you sure?
信じられないな。本当に?
 
Cam: Yes! 
ええ!
 
Phil: Yes. It's a combination of slithering, clever disguise, and not to write the book for you, but it would help if the Count had a wooden hand.
はい。クネクネと巧妙な偽装の組み合わせです。本には書いてありませんが、伯爵が木製の義手だったらいいのですが。
 
slitheringは蛇のように表面がつるつるとしてねじりながら動くこと。
 
Hastings: Well, I was sort of in that area anyway. A thousand thank-yous. Silverton lives!
まあ、その辺はそんな感じのつもりだったから。とにかく、君たちには感謝感激だ。Silvertonは生かされるんだ!
 
in the area =close toまたはapproximately
 
Cam: Yay!
やったー!
 
大喜びの所にHaleyが通りすがります。
Haley: Hi. Oh, you guys are doing that book thing, right?
あ、本かなんかやってたよね?
 
Cam: Yeah.
うん
 
Haley: Well, I don't know if this helps at all, but I was just talking to the engineer. It turns out he can't leave the controls because of what's called a dead man's switch. If he takes his foot off of it, the whole train stops. Anyway, you're welcome.
これ、助けになるか全然わかんないけど、機関士とさっき喋ったんだけど、わかったのが、『デッドマンスイッチ』ってのがあるから機関士は機関室から出られないんだって。そこから足を離しちゃうと電車全部が停まるそうよ。ま、どういたしましてってことで。
 
Haleyは言うだけって去ります。
 
Cam: If the engineer can't leave the controls, then...
機関士が機関室から離れられないとなると、それは…
 
Hastings: He can't commit the murder. It's over.
殺人は不可能。おしまいだ。
 
Phil: Mr. Hastings, we are so sorry.
Hastingsさん、本当に残念です。
 
Hastings: (groans) It's time to rid myself of this 500-hundred page stain.
(唸って)この500ページにわたるシミを捨てる時がきたようだ。
 
Phil&Cam: Wait! No! No, no, no, no!
待って!駄目だ、駄目だったら!
 
Hastings: Open, damn you!
(窓に向かって)開け、くそっ!
 
Phil&Cam: No, no! Wait! Wait!
駄目だって!待って待って!
 
止めようとしているとPhilが何かに気づきます。

 

 

↓窓の外から電車が見えます。
Phil: Is that the back of the train?
あれって電車の最後尾?
 
(train whistle blows)
電車の警笛が鳴る。
 
いつの間にかLukeが背後にいて答えます。
Luke: Yep. This is the famous horseshoe turn. Only two of them in the continental United States, one of which is here in California, which is in North America. Sadly, I know all of this now. 
そ、これがかの有名なホースシューターン。この米国本土において二つだけしかない、その一つがここカリフォルニア州にあります。カリフォルニア州は北米です。悲しいことに、今僕はこのことを全て知っている。
 
the continental United Statescontinentalは大陸の、という意味ですが、この場合は米国の地理で、カナダ・米国・メキシコのことで、そこでUnited Statesをつけることで米国本土(ハワイ州は含まれない)、
North Americaは北米で、このContinentalと同じ意味です。
 
先程地理の先生に教わったことを丁寧に復唱しているようです。
 
Cam: That's it. The engineer -- He never has to leave the controls. 
それだ、機関士は--決して機関室から離れられない。
 
Phil: He waits for the horseshoe turn. Then he plugs the Earl in the caboose. I heard it.
犯人はこのホースシューターンを待って、そして乗務車にいる伯爵を撃つ。どうですか。
 
I heard it はその前の意見や説明に同意する時に言う強調。
 
Hastings: This is brilliant! I can't believe you two clowns have saved my book.
それすごくいいね!ピエロコンビが私の本を救ってくれるなんて信じがたいよ!
 
Cam: Actually, it's just one clown.
正確にはピエロが一人で
 
Phil: One magician.
マジシャンが一人です。
 
シーン変わってJay、Claire、Mitch親子はタブレットでDedeにコンタクトを取ります。
Claire&Mitch: (tablet dings) Hey, Mom! Hi! Hi, Mom!
(タブレットが反応する)もしもし母さん、聞こえる?
 
Dede: Well, hello, original family.
ええ、聞こえるわよ、元家族たち。
 
Jay: Dede, we have something we have to tell you. Now, I know there's a delicate way to say this. Just can't think of it. Your fiancé's a pyro. He burnt down his ex-wife's house.
Dede、知らせないといけないことがある。その、ちょっと言いにくいことだが、放っておけない。君の婚約者は放火犯だ。元妻の家を焼失させた。
 
pyropyromaniacの省略で火をつけないと気がすまない精神的病気を持つ放火魔。
それに対してarsonistは放火犯で、火をつけることが犯罪・違法という法律寄りの言葉です。
 
Dede: It's just like you three to try to ruin my big day.
あなた達3人が私の大事な日を台無しにしようとわかっていたわ。
 
It's just like someone to doで、まさにあなたが〜をやりそうなこと、など、予期できる行動を誰かがとった時に言う表現。
 Typicalも同じような状況で使われます。
 
Claire: Mom, we just thought you should know.
母さん、母さんの為に知っておいた方がいいと思ったのよ
 
Dede: Jerry told me everything. Trust me. She had it coming. The woman's "cah-razy."
Jerryは全て打ち明けているわ。当然の報いだったの、あの女は『オカシい』んだって。
 
・have it comingで報いを受ける、自業自得。
 
・cah-razycrazyを長く言っての強調。
 
Jay: So, you're okay he's a firebug?
じゃあ、放火魔でもいいってことか?
 
firebugは赤い色の虫という意味でもありますが、無差別放火魔と意味もあります。
 
英語の文やニュースなどにおいて、同じ単語を繰り返し使わないようにする習慣で、前に出てきたarsonistpyro の言い換えです。
 
Dede: He's passionate, Jay. He knows how to express his feelings, unlike you. Maybe if you had burned our house down, we'd still be together.
彼は情熱家よ。気持ちを出す人なの、Jay、あなたと違って。もしあなたが家を焼き払っていたら、まだ私達一緒だったかもね。
 
Jay: My mistake. You're right, Dede.
そりゃ悪い。君が正しいよ、Dede。
 
Claire: Great, Mom. See you at the wedding.
よかった、母さん。じゃあお式でね。 
 
Mitch: Bye.
じゃあね。
 
ここで上手く収まらないのがModern Family。
 
Dede: Claire, you're not mad at me about your seating arrangements? 
Claire、席順について怒ってないのね?
 
Claire: Why? Where am I sitting? 
なんで?私の席はどこなの?
 
Dede: Mitchell, tell her. Got to run.(tablet beeps)
Mitchell(Mitchの正式名)、伝えてね。もう行かなきゃ(タブレットの切れる音)
 
got to runI've got to runの省略。
Mitch: You're not sitting at the family table. Hello!
姉さんは家族席じゃないって。ビックリー!
 
ここのHello!は前のClaireHello!に引っ掛けているやつです。
 
シーン変わって、おそらく旅行後のモキュメンタリーです。
 
Cam: Phil sent me his Silverton fan fiction, "Open House, Closed Casket."
Philから彼のSilverton二次創作本が送られてきた。“開いた家、閉じた棺”
 
Philに切り替わってものすごく真剣に本を読みます。
 
その読み上げと内容のギャップがおかしいです。
"He looked up at the pristine crown molding in the great room and felt the breeze of the recently updated central air.
“彼はその家のオープンスペースにある真新しいクラウン・モールディングを見上げ、最近新調されたセントラルエアコンの息吹を感じた。
 
pristineはそのまま何もされていない、新しいなど。
 
・central air central air conditioningの略。
 
エアコンは壁に備え付けですが、セントラルエアコンは室内の天井や壁の向こう側にダクトを設置して冷暖風が出ます。
 
'Mrs. Coruthers, just as this desirable corner lot was split in half, so, too, is Mr. Coruthers.'
「Coruthers夫人、この人気の角地と全く同じようにCoruthersさんも真っ二つですよ」
 
desirableは何かしら価値があって人に求められる。
 
・corner  lot のlotには色んな意味があり、今回は土地。parking lotがよく使われると思います。
 
The widow gasped and steadied herself on the granite kitchen island, a fitting metaphor for how alone she felt, despite being walking distance to a vibrant shopping district and wonderful schools."
未亡人は口を開け喘ぐと自身の体を支えようと御影石のキッチンアイランド持たれた。キッチンアイランドは彼女がいかに孤独を感じていたかをふさわしく表していた。活気あるショッピング街と素晴らしい学校が徒歩圏内にも関わらず。”
 
graniteは花崗岩・御影石で、どちらも全く同じものですが、御影石が墓石や建築物の材料として普及しています。
 
Cam: I've been avoiding him for the last two weeks.
この2週間Philを無視してるよ。
 
(Telephone rings)
電話が鳴る音
Cam: Don't answer that!
(電話に)出ないで!
 
これで終わりです。少しでも皆様の英語理解に役立てば幸いですにっこり