アメリカのLAを舞台にした三家族がおりなす人気シットコム(コメディドラマ)、モダンファミリー 前回↓からの続きです。
これ以降からドラマ内容のネタバレになるのでご注意ください
今回は沢山シーンが切り替わります。まずはLukeが電車の個室にいます。そこで先程電車で出会った女性から何かを教えてもらう予定。
ドアからノック音がして女性が入ってきます。
ハイ、(これから私とする)準備はいいかしら?
Luke: I believe I've Googled everything I need to know. (exhales sharply)
必要なことは全てググったはず(緊張気味に息を吐く)
じゃあ始めましょう。これがカルフォルニア。スペリオル湖はここ、ずーっと横切って…靴を脱がそうとしてるの?
Luke: I thought you wanted to show me things.
俺に色々教えてくれるものだと思って
I do. I'm a geography teacher, and, boy, do you need one.
そうよ。私は地理の教師なの。ねえ、少年、君には必要なのはこれ
大人のお姉さんは親切な地理の先生で、あまりに間違った知識を持つLukeの為にレッスンを教えることを申し出てくれていたのでした
シーン変わって、Gloria、JayとClaire、Mitchの四人でDedeの婚約者についてそれぞれが意見を言います。
冗談でしょ?Dedeの結婚する夫が放火犯なら、知らせないと。
Gloriaは夫の元妻のDedeを嫌ってはいますが、命に関わるとなると優しさを見せます。
Jay: Everybody, calm down. The guy burned down one house. He's not in jail, so he's got the government's A-okay.
皆、落ち着くんだ。そいつは一軒全焼させた。刑務所にいない、ということは政府的には安全とみなされている。
・A-okayはAの部分を強調気味に言っていて、okayだ、問題なし、大丈夫と自信を持っていう表現ですが、ドラマだと大抵はそうじゃないやつ
母さんと僕には問題があると最近気づいたけれど、それでも大切な人だよ。父さんの慰謝料惜しさに母さんが燃えさかる家の中で目を覚ますのは嫌だよ。
優しいMitchに対して姉は酒の入ったグラス片手に意見を述べます。
Claire: I love Mom, too... usually. But if this wedding doesn't happen, you know where she's gonna end up in 10 years -- su casa or...my...casa.
私も大切に思ってるわ…だいたいは。でももし結婚が取りやめになったら、10年後、母さんがどこにいるかってわかるでしょ--あんたの家か、それとも私の家か。
・su casa or...my...casaはおそらくもとはMi casa es su casaのスペイン語で、
my house is your house からのmake yourself at homeですが、文字って皮肉なジョークを作ってます。
Jay: Besides, the first wife obviously drove the guy nuts. How do we know your mother's gonna --Oh, geez.
それに、最初の妻があきらかに男をおかしくしたんだろ。どうやってお前らの母親がそうする…あー、くそっ。
またシーンが変わって、Mannyが電車の通路を歩いていると個室のドアにネクタイがかけてあるのに気づき、Lukeがナンパした女性と上手くやっていると思います。
Lukeったら、すごく覚えがいいわね
Luke: Thanks. I had no idea that was there.
どうも。それがどこにあるか想像もつかなかったよ。
Mannyは色々勘違いしながらも隣の個室に入ります。
Alexはバスルームにて、Mannyをイケメンと勘違いしつつ会話がスタート。
Alex: Come in. Is that you?
入って。あなたなの?
Manny: Uh-huh.
(ちょっと変だなという顔をしつつも)あー、うん。
Alex: I'll be out in a second. This is so naughty.
すぐに出るから。これってすごくいけないことよね。
・naughtyとは良くない振る舞い・行い、その範囲は子供のいたずらから大人の性的なことまでと広いですが、大人に対して使う時は冗談っぽくにやにやしながら
You're naughtyと言ったりします。訳すといけない人ね、とかでしょうか。
Manny一人のモキュメンタリーシーンになります。
Alexには会ってやんわり断るつもりだった。だって、家族だし。それってタブーでしょ。(ちょっと間を置いて)ごめん、(タブーを冒して自分を好きなAlexに)ノーとは言えないよ、特に、その、電車ではね。
・seeについて、この場合はmeetとは言わないようです。
meet は初対面の場合(nice to meet youが使われるのはこの為)や、 日時を決めて会う場合などに使われます。↓参考
・let someone down easyはこれで一つの表現で、良くない話しをやんわりすること。
・judgyは誰かの行動や行いをよく考えずに悪いと決めつけて非難したり、行動しなくてもそう決めつけることで、そこから、否定と併せて使って、決めつけたくはないんだけど、そんなつもりはないんだけれど、という表現によく使われます。
Alexはバスルームから出てくると、ちょうど電車がトンネルに入って部屋が真っ暗です。
Alex: Ooh. Dark. I like it.
あら真っ暗。好きよ、こういうの。
トンネルから抜けてAlexはMannyと気づきます。
(both scream)
お互い叫び合う。
Manny: I-I was going to let you down!
ぼ、ぼくは断ろうとしていたんだ!
Alex: You sure did!
あったりまえじゃない!
その、あの帽子、悪目立ちしてたよ。
・garish[gέəriʃ]は悪い意味で色が明るすぎる感じ、派手過ぎる、目立ちすぎるなどで、girlish[ˈɡɝː.lɪʃ]に似てますが、発音も違います。
短いながらもMannyの態度の切り替えがすごく出ています。
ここでまたシーン切り替わってAlexは二等車両で人を探しています。
すみません、さっき私と踊っていた男性をみた方はいないですか?
またすぐに画面が切り替わってAlexのモキュメンタリーになります。
で、わかったのは(イケメン)Jamesは私が離れた直後に電車を降りてたの。これ、全然彼のこととは関係ないと思うけれど、財布が無くなったの。…電車ってやつね。
・It turns outは(財布を盗まれたことが)判明したのが過去でも、こうして現在形で使われること、話している時点まで状況が継続しており、つまり、まだこのことをAlexが引きずっているニュアンスが出てます
・on a possibly unrelated noteについてはnoteはここではちょっとした話題・情報・知らせで、2つの別々の話をした時に前の話と後の話は関連性がない時に使うので、by the wayよりも前後の関連性の否定を強調している感じですが、これもシットコムなので逆に関連性を強く示唆しています
今日はここまでです。少しでも英語理解に役立てば幸いです