アメリカの人気シットコム(コメディドラマ)、Modern Family 前回からの続きです。

日本にいただけじゃ絶対わからないアメリカの英語 ① Modern Familyより S7E21 

 

 

内容のネタバレとなりますですのご注意ください注意

 

三家族を紹介するように、シーンが切り替わり、今回は同い年で親戚同士(甥と叔父)の↓左がLuke、右が前回に出ていたMannyです。

Luke: How much choice action are we gonna get on this trip?

この旅行でどれだけ可愛い子達と出会えるかな?

 

choice actionについて、アメリカネイティブ五人中、四人は初めて聞く言葉とのこと。

 

それでも内容は理解できるようで、男の子がactionと言えば、男の子たちが女の子へ声をかける行動からそこからのデートなどなどの出来事までをさし、話の流れでLukeの言いたいことわかるようです。

 

残り一人のネイティブによれば、南カリフォルニアのスラングで、ここでのchoiceがすごくいいものを選ぶ、のbest choice 的な意味でいい女と色々起きる、上記の訳にしてみました。

 

Lukeに関して、このエピソードまで色んな女の子に声をかけ続け、ほぼ失敗に終わっているのに、懲りずにどれだけの出会いがあるんだろ、と言っていますびっくり

 

他のドラマでもそういう男がいるので、アメリカの男は努力や失敗の反省をしないで、Lukeのようにくじけず自信満々に女の子を口説くのかとネイティブに聞いたところ、もちろんLukeとは違う男たちもいる上で、

There's plenty of fish in the sea.と言う言葉が出ました。

 

海にはたくさんの魚がいる→世の中には色んな女の子がいる→そのうち今の自分(ありのままの自分)を好きな女の子に当たる、という考えを聞いて、なるほどと思わされました爆笑

この言葉はナンパ失敗だけでなく、失恋した相手にも言ったりもするようです。

 

Manny: I'm managing my expectations.

期待だけしとくよ

 

I'm managingということは、期待を維持し続ける必要があり、ようは期待していないということです。

 

・expectationsの複数型は、これは日本語にはない表現です。

イメージとして、女の子と話して、手を繋いで、なとなど一つの出会いに色んなexpectations、もしくは出会いがニ回以上のexpectationsなど、話し手が複数を予測、もしくは一つに特定できない場合、複数型になるようです。

 

これら単数・複数、他にも加算・不可算の判断ラインは長年に渡る見聞きからの経験からで、ごく一部は単数・複数、もしくは加算・不可算どちらでもOK、または不明確、話し言葉・書き言葉で違ったりなどの場合もあり、第二言語者にはなんとも厄介な文法の一つです。

 

ただし、逆を言えば、間違っていても文脈で大体わかるので、間違っても問題ないことが多いですニコニコ

 

Luke: Don't you know anything about trains? Chicks go crazy. The vibrations get them all worked up. Also, they're trapped, which is nice.

電車のこと知らないのか?女の子達は大胆になるんだぜ。揺れが興奮させるんだ。それに、閉じ込められてる、それっていいよな

 

ここはアメリカの文化ではなく、おそらくドラマで作った話のようで、Mannyも怪訝な顔をしています。

 

シーン変わって、三家族の中で前回の年長のJayの娘Claireとその夫Phil、ゲイの息子でClaireの弟Mitch、その夫Camの会話です。

 

↓左がPhil、右がCam

Phil: Hey. 

やあ

 

↓左がMitchで、右がClaire

Claire: We're just gonna go bang out this toast for Mom. 

今から(Mitchと)二人でお祝いの言葉をパパッとやるわ

 

bang outは派手に音を立てて演奏する、で、そこから派生して締切が迫っていて急いで何かをやることで、その際慌ててワーワー騒いで進めるイメージです。

母親の結婚式の祝辞をパパッと急いでやると言っているのは、母親とそう仲良くないことを示唆しています。

 

Mitch: Yeah. Shouldn't have waited till the last minute.

そう、ギリギリまで待つんじゃなかった

 

the last minuteは土壇場で、直言に、と訳にされるようにある出勤や旅行など、出来事の直前にいきなり何かを取りやめたり、変更する時にもよく使われます。

何を待つ?なんですが、主語がWeではなく、Iで、Claireが祝辞を考える気になるのを待つんじゃなかったという意味の可能性があります。

 

Cam: It'll be a nice distraction from your motion sickness.

乗り物酔いが気を紛らわすにはいいかもね。

 

Mitch: It's good, as long as I'm not facing backwards when the train is -- Oh, God, no.

(Mitch turns around to face the direction that the train is going in)Lead me.

電車と逆方向を向いてなければ平気-うわ、駄目だ(電車の進行方向へ向き)連れてって

 

Claire: Claire: (putting her hands on Mitch's shoulders and pushing Mitch, so he can walk backwards)All right, I got it. There you go. Fixed point. 

(Mitchが進行方向を向いたまま後ろ向きで歩けるようMitchの肩に手を置き押し進む)はいはい、いくわよ。一点を見つめて。

 

Mitch: Mm-hmm.

(気持ち悪そうに)うっぷ

 

今日はここまでです。前回いいねをつけてくださった方、ありがとうございますニコニコ

 

続きは↓です

日本にいただけじゃ絶対わからないアメリカの英語 ③ Modern Familyより S7E21