「サクリファイス」「エデン」 | 猫のタローと時々わたし

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猫のタロー(オス13才、里親サイトを通じてやってきました)のことを中心に、時々わたし(東京在住会社員)のことも書いていこうと思います。

近藤 史恵著「サクリファイス」と「エデン」を読みました。


カナコの買い物日記   カナコの買い物日記

自転車ロードレースの選手の話。


爽やかスポーツ青春小説かと思って読んでたら、主人公が他の選手に疑惑を持ったり、ミステリーの部分もありました。「サクリファイス」の解説で著書はミステリー作家だと知り、なるほどと納得。しかしミステリーの人がここまでスポーツを書けるとは。作家ってすごいなぁ。


自転車ロードレースについては、私は全く興味がありませんでした。

でも読み進めて行くうちに、今度レース見てみたい!と思うまでになりびっくり。


個人競技かと私が思ってたロードレースは団体競技で、エースをアシストするためだけに走る人もいる。

だからサクリファイス(犠牲)なんですね。風の抵抗があるから違うチームの選手同士でも先頭を交代で走ったり、敵チームと協力することもあったり、話しながら走ることもあったり。全然知らないことばかり。

でも説明調にならず、すんなりと基本的なルールが分かるように話はすすんでいきました。


2冊目の「エデン」より1冊目の「サクリファイス」の方が謎の部分も想像がつかず私には面白かったけれど、

主人公のその後も気になるので、3冊目も出てほしいなー。