昨日、都内で執り行われた、
浅利慶太先生のお別れの会に行って参りました。
はじめは、私ごときが行くこともないだろう…と、(きっと同じような方もいらしたとは思うのですが)思っておりました。
しかし、今でも交流のある親しい同期が、一緒に行こうと誘ってくれました。
このためにわざわざ沖縄から東京に出て来る彼女に、引っ張られる形で出席を決めたのですが、
…行って良かった…
素直にそう思いました。
祭壇の前に立って手を合わせた時、
こんな私でも込み上げる物がありました。
訃報の直後にも触れましたが、今のこの私が在る事、この私を形作ってきた過去は、
浅利先生のお陰なのだなぁとしみじみ思ったからです。
沢山積み重なる献花に、
「こんなに沢山の人が来たんだね」という友人。
この花一輪一輪に、どれほどの人の想いがあるだろう…と、思いました。
嬉しい再会もありました。
会うこともなくなっていた同期との再会です。
たまたま同じ時間帯に献花に訪れていたメンバーとしばし合流。
当時とあまりに風貌が変わっているから、私と気付かない子もいたけど。笑
皆、ママになっていたけど、不思議とあの頃に戻ったような感覚になりました。
大きな会場に流れる浅利さんの映像が3回しも4回しもする中、
私達はただ座って話しながら、同じ時間を過ごしてました。
そして、ホテルに入った時から
(あの人、居るかしら…?)
と、始終会場をキョロキョロしてしまう自分がいました。
思い浮かべる人の多さに、自分が驚いてました。
あんな僅かしか在籍していなかったのに、これまでの人生でどれほど元劇団四季の俳優さんとのご縁が多かったかと、思いました。
ご招待で早い時間に来た人、来なかった人も居たとは思いますが、
皆さんを思い浮かべる、そんな時間にもなりました。
その後、一緒に行った同期2人と弔い酒〜
話は尽きず、終電になるまで時間を忘れて喋り倒しました。
いつまでも話していたいくらい、本当に楽しかった!
実は、もう一人の同期は、初めてゆっくり話すくらいの仲だったのですが(笑!)
今でもこの仕事を続けている数少ない一人だと知り、とても励みになったし、良い刺激を貰いました。
あれから時が経ち、
皆、それぞれの人生を歩んでいるけれど、
それがまた嬉しくて。
確かに‘そこ’に私が居たんだと思わせてくれて、44期として胸を張れる誇らしい気持ちになりました。
ふと、グループLINEにお別れの会のニュース映像が上がり、友人が一言
「参列者1300人だって!(追悼ミュージカルの参列者)
私達が入所した時のオーディションは2400人を超える応募があったって言うから、これ以上の人が居た中で選ばれたんだね!(合格者50人でした)
これって、すごいことだね!」
確かに。
数にして益々、巡り会えた奇跡を感じます。
ニュース映像に流れる、あの歌。
私の中では、夢を諦める別れの曲というイメージだったのですが、
もちろん、歌詞の一つ一つが今も戦ってる人にも刺さる物で、私も歌いながら勇気付けられてきたけれど、
あぁ、浅利さんの気持ちを皆で歌っているんだなぁ…
と、感じました。
きちんとお別れができて良かった。
今は、
同期が教えてくれた希望に満ち溢れていて、
とても清々しい、幸せな気持ちです。
忘れもしない、退所した日の帰り道ー
見上げた空は、
驚くほど青く澄み切っていて、
希望に満ち溢れていたー
あの日を思い出す
今日の私です
いつ死んでも、幸せな人生だったと思える
悔いのない人生を
自分に正直に
これからも歩んで行きます
サヨウナラ、浅利慶太さん
ありがとう、浅利先生