コラージュアートカウンセラー 
カエル屋かなこ(かんちゃん)です。




娘っこが大きくなるにつれ、
わたしは、だんだん
彼女と、
自分の子どもの頃との境目が
分からなくなっていったんだ。

のつづき。




わたしは、
自分でよく考えるように
と、言われて育ったから、
この子にもこう言って育てないと…。


わたしは、幸せだねーって言われてたから、
わたしが育ったように育てた方がいい…。


あんなに自然育児に没頭し、
本人のやりたいように自由にのびのびと…を
最優先にしてやってたのに、いつの間にか
【彼女自身】を見れないようになっていった。


わたしの持ってた
小さい頃のザワザワと
大きくなってくる彼女とが
被り始めたのだ。



頼りにされるように。
しっかりするように。
でも、仲間外れにされないように

友達には優しくしよう。
周りの人をよく見よう。


それをしたら、
相手はどんな気持ちになるかな?

よく考えて。

その言い方は、
相手はどんな気持ちになる?


そうやって、彼女を追い詰めて
泣かせてしまったことがあった。


自分の気持ちを押し殺してでも、
周りの人の笑顔を優先しなさい。

こちら側の思う正解が
どれなのかをよく考えて。


わたしは暗にずっと、
そんなメッセージを娘に伝えてたんだ。


それは、わたしが母から言われていたこと。
当時のわたし自身が感じ取って採用してたこと。


呪いだね。
完全なる呪いの一子相伝だった。

その内に娘っこは、
言葉を選んで喋るようになった。
わたしの顔色を伺うようになった。
 

こんなハズじゃなかったのに…
なんで??なにがダメだったんだろう…


やっと、わたしが自分の過ちに気付いて
改めて出したのが、娘っこ3〜4年生くらいの頃。



で、今度は、
自分がやらかしてしまったことへの
罪悪感でいっぱいだった。



ホントの彼女は、
こんな性格じゃなかったのかもしれない…
もっともっとのびのびしてたのかもしれない…



彼女の良さを、わたしが
握り潰しちゃったのかもしれない


彼女の可能性を、わたしが
押し込めてしまったのかもしれない


そんな後悔を
密かにずっと握りしめてたんだー。
(こうやって書いてて思い出した。)



だけど、当の娘っこはといえば、


自分なりのやり方で、
周りとの兼ね合いを…
なんかしらの折り合いをつけて
勝手に楽しくやってた。


わたしが心配していたことなんて、
これっぽっちも起きることなく
(ひとりぼっちになるとか…)


友達とケンカ?もしながらも、
意思疎通の行き違いもありながらも、
自分にとっての最適を
ちゃんと大切にしながら
友人関係を築いてた。


あの頃のわたしが、出来なかったこと。

彼女は、なにも教えずとも
飄々とこなしてた。


娘っこは、わたしがタブーとしていたことを
ことごとく破り、初めての大丈夫を
たくさん見せて、たくさんの衝撃をくれた。

そして今は、
衝撃が、✖️4あるから、さらに毎日楽しい。
4番目の最終兵器は、ノーパンで幼稚園に通ってた。


娘っこシリーズ、あと少しつづきまーす。