現在、ペン師範コース2年目の教科書は「短期上達ペン習字」(狩田巻山著)なのですが、元々は「ペン字精習(下)」(狩田巻山著)でした。
この本がもう重版されず、手に入らなくなっているため、教科書が変更されたのです。
担任の先生いわく、本当は「ペン字精習(下)」で教えたいとのことで、生徒が持っていれば、現在の教科書と以前の教科書両方を教えます、とおっしゃって下さいました。
私は品切れる前に買ってあったので、同じクラスの仲間に声をかけ、古本で買い求めてもらいました。
「毎回の予習の量は増えますが必ず実力が付きます」と先生。

狩田巻山先生は随分前にお亡くなりになってますが、未だに毎年発行される硬筆書写技能検定の教科書のお手本の字は狩田先生の字です。
実は狩田巻山先生の字は私が最も理想とする字なのです。
古典から字体を徹底的に学ばれたからか、狩田先生の字はとても優美で流麗です。
今、通っているペン師範コースの担任のH先生も狩田巻山先生の字がとにかくお好きとのことで、先生の書かれる字も本当に美しいのです。
狩田巻山先生の字をH先生に習えるのは贅沢で幸せなことだと、気を引き締めて毎回丁寧に練習してから授業に臨もうと思います。