Bonjour.
昨日の続き。
土曜日の夜は
スペイン料理屋に2軒も振られ
（晴天の土曜日。
フランス人が家でじっとしているわけがない）
前から行ってみたかった
イタリア料理屋に行きました。
店内は
先ほどのスペイン料理屋の
混みようと打って変わって
お客さん2組。
めっちゃ空いてるけど
大丈夫？ここ・・・
と疑い始める2人。
満席なら満席でブツブツ言い
空いてたら空いてたで心配になる
人間とはそんなもの。
彼おすすめの
オマール海老のパスタは必須注文。
ピザは
まずはシンプルにマルゲリータが食べたくて
それを注文。
前菜には
カプレーゼ風を注文。
イタリアの白ワインをボトル注文して
はいこの日も乾杯。
まず前菜に現れたカプレーゼ風は
想像以上に
「風」
だった。
ミニトマトとモッツァレラの下には
ルッコラとレタスがいっぱい！
カプレーゼを上に乗っけた
グリーンサラダ
に改名したいくらい。
ミニトマトは甘くて
とてもおいしかった◎
そしてお待ちかねの
オマール海老のパスタ。
彼は一度だけ食べたことがあるらしく
激推しだったこちら。
フランスには珍しく
完璧なアルデンテ。
少し太目で歯ごたえのある
リングイネが
オマールエキスをたっぷり吸って絡んで
確かにとてもおいしい◎
二人で半分こしたけど
彼のは一瞬で無くなってた。
相当好きなのね。。
そしてマルゲリータ。
こちらも想像以上にシンプル。
生地は薄目で
トマトソースとチーズの量との
バランスがよく
こちらも美味。
2年ほど前に夏、
ナポリで食べた
本場のマルゲリータよりは
やはり劣るけども
でもフランスにいながら
ピザにしろ、パスタにしろ
本格イタリアの味だった。
食べるのに夢中で
ワインが半分近く余ってしまい、
「おつまみにもう一品頼む」
と彼。
うそでしょまだ食べるの…！？
と言ったものの、
私も胃袋100％ではない。
（このカップルのエンゲル係数よ。）
結局
タコとじゃがいものサラダを注文。
温かい炒め物系かと思っていたら
冷たくて
タコとじゃがいもがバルサミコ酢で
和えてあるような
さっぱりした味だった。
タコは柔らかく
これはほんとにいいおつまみ。
おいしいんだけどね、
さすがに私
２～３口でギブアップ。
彼も
半分くらいで
「ちょっと腹にたまってきた・・・」
と。
（胃のキャパ学習しろ自分たち。）
結局彼が
全部食べ切りました。
あっぱれ。
もう家に帰って
動けずそのまま就寝。
一番やったらあかんやつ。
翌日
お昼前までのんびりしていたものの
二人声合わせて
「全くお腹すかねぇ。」。
とりあえずコーヒーは飲んだものの
食べ物は入らず。
午前中は一緒にマルシェに買い出しに行き、
午後からは
私は友人とお茶の約束があり
彼は大家さんと約束があったので
別々の予定をすまし。
夕方再度合流。
さすがに夜ご飯は食べなきゃねと
一緒に夜ご飯の準備をしました。
前日に生地を見に行き
彼が作ってくれた
テーブルクロスも
良い感じに出来上がり
この日も天気がよかったので
窓際にテーブルを寄せて
窓を開けて
気分を入れ替え
フランスのアペロタイム♩
この日からサマータイムだったので
いつもより1時間
日が長くなるのも嬉しい。
金曜日の残りのチーズやソーセージ、
サラダに買ってきたバゲット、
テーブルの上をセッティングし、
この日は彼がメインになってお料理。
マルシェで買ったムール貝は
白ワイン蒸しに。
マッシュルームもたっぷり、
生クリームもソースに加えて
作るのが彼流。
貧血気味の私に
これまたマルシェで毎週買ってる
鶏レバーを
この日は
パクチーと和えものに。
これがほんっとにおいしくてですね。
私多分
パクチー嫌い克服できるわ。
近い未来。
これもいつかいつか、
私の長年の夢である
食の本を出すことができたら
このレシピも掲載したいんだ。
私が作った
適当サラダに
自家製人参ドレッシングをかけ、
この日のディナー。
この日初の食事。
白ワインは
前日にお散歩中見つけた
イタリアワインのお店で買った
さっぱり辛口の白ワイン。
この日は
お腹もすかず気分も優れず
お互いにあまり口を開かない
静かで少し重い日中だったので
夜は少し
レストラン気分でセッティングし
一緒にお酒を飲んで
空気も和み
いろいろお話ができました。
盛り上がりすぎて
そのうちお互いの過去の
暴露大会とかやりだしたりして。
パリに住んでいるだけで
日本と違う食べ物だったり生活だったり
もちろん刺激はあるけれど、
やはり毎日のこととなると
それが日常化してしまい
わくわくを見つけることが
とても難しくなります。
それは日本でも同じこと。
でもこうして、
一緒に料理をして（今回ほぼ彼）
いつもかけないテーブルクロスをかけて
少しフォーマルな
テーブルセッティングをしてみたり
窓を開けて
窓際にテーブルを寄せてみたり
違う空気を入れてみること
たったそれだけで
こんなにも気分転換になる。
日々の生活の中で
工夫次第で
わくわくした時間を
作り出せるということ。
それはまた、
私の毎日のモチベーションにも
言えることだなと
気付かされた夜でした。
結局楽しくなって
白ワインボトルをさらっと開けた後
彼はウイスキーをロックで。
そのあともなんも変わらず
洗い物をしてくれて
頭が上がらない私でありました。
完
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