伊坂幸太郎氏の作品、『フーガはユーガ』を読みました。
伊坂幸太郎氏の既読の作品コチラ
2019年に本屋大賞10位だったそうです。
タイトルのフーガは、人の名前として登場します。
でも、多分音楽の形式のフーガとかけているんだと思いますよ。
そうなると、
フーガってなんじゃろ?
となると思いますが、ものすごく大雑把にいうと、ある曲の主のパートを演奏したその後に、別の音程で奏でて行く…って何言ってるかわかんないですよね。
「カエルの歌」🐸って小学校の授業で輪唱したことがある人が多いと思いますが、アレの後から歌う人が音階を変えてたらフーガになる、みたいにイメージしていたらいいのかなぁ。
“カノン”なのに「カエルの歌」は誰もが知っている曲だからわかりやすいのでは?と出しました。
あの曲自体はフーガではないんです〜。
さて話戻して…小説の中に双子が登場します。
で、あらすじ〜。唐突ですが(笑)
双子の片方が「風我」で、もう一人が「優我」。
話の始まりは、兄である「常盤優我」が高杉という男性に、双子の弟である風我と彼らが育ってきた家庭環境や、彼らの特別なある能力について語っています。
その能力は、一年に一回、誕生日の日だけ発揮され、2時間ごとに繰り返されていきます。
高杉はカメラに映った座った男性が急に立ち上がる映像を、ある人物から譲り受けました。
その中に映る風我に話を聞くためファミレスに来ているということで、過去のお話がたくさん入ってきます。
長い作品のようで、実際お話の中では数時間の出来事、ということになっておりますヨ。
作品の最後の方で、「真実」がわかっていきますが、虐待されていた幼い頃のことなどなど、ちょっと切なくなるお話でした。