小谷野敦氏の作品、『中島敦殺人事件』を読みました。

小谷野敦氏の作品ははじめてだと思います。


『美人作家は二度死ぬ』という作品の、続編だそうです。

先の作品を読んでないんですが、
樋口一葉が出てくる?のかな?
一葉が長生きしてたら、って設定?

あらすじを読んでから本を選んだり、
読むっていうのをしてないようにしてまして、
チラッと目に入った情報だけで、前作を説明してみました(笑)

文庫本とか単行本の帯の、
あらすじとか、内容がちょっと分かりそうな文章、いやなんです。

特に文庫の裏側、
裏に書かれてる文章と、
実際に読んだあらすじが、
結構ズレがあって。

面白そうに書くためなのか、
ちゃんと作品読んでないのか分かりませんが、なんかなぁ。

ま、ほぼ単行本で読んでるので、
関係ないんですけどねっ照れ

『中島敦殺人事件』のことを調べようとしたら、当然前作のことが目に入ってくるので👀ちと書いてみましたが、
前作を読んでなくても、あんまり関係なかったです。

ある女子大の大学院生が主人公で、
タイトルからして、

もしやミステリー?

と思って読みましたが、
全然違いました。

もんのすごーくザックリあらすじを言いますと、

「たけくらべ」について研究している主人公が、中島敦を研究している男性と出会う話。


作品の登場人物が文学の研究をしている人たちばかりなので、
当然そういう、作品についての論争だとか
研究内容についての描写が多くて、
半分くらい、小説というよりも、
論文…?
って感じでした。


『中島敦殺人事件』という作品以外に、

「天皇の煙草」という短編と、
解説が載っています。

2009年に出版されてまして、
その年は多勢の文豪の生誕100年だったそうで、
新聞とか小説の雑誌とか、文豪の特集を組んでたりしたそうで。

まーそれは置いといて、
作品の文章が少し変わっていて、
一文がものすんごく長いです(笑)

何かを翻訳したような文章で、2ページくらいよんで、
本の後ろの方にある作者の説明みたいなのみて、納得。

英文学科で、アメリカに留学していたり、
外国語、というか英語が得意な人のようです。

気になったのは最初だけで、
この

「〜して、〜で、〜だから、」

みたいに続いていく文章に
なぜか慣れがすぐきます(笑)
ほんとなぜに?(笑)

タイトルで、ミステリーと思って
読んで、全く違うものでしたが、
これはこれで、良いような?

作品を持ち込みしたのかなぁ?
あちこちに頼んでやっと印税なしで出版してもらったとか、
自費出版も考えていたとかあとがきにありました。

ちょっと女性心理がイマイチだったり、
文章が長々と続いてたり、
気になる点が多い作品ではありましたが、
まーこれはこれで(またw)
いいと思うよ!爆笑